暗号資産OFFICIAL TRUMP（TRUMP）の特徴
暗号資産には、ビットコインのような投資・投機的に位置づけられるものや、イーサリアムやソラナなどのブロックチェーンのように、金融・医療・セキュリティなどの分野に革命をもたらす応用性を秘めているもの、そしてミームコインのように、ほぼ意味のないものも存在します。
その中で、最近際立った存在感を示している暗号資産があります。
それが、「OFFICIAL TRUMP（TRUMP）」です。
今回は、この「OFFICIAL TRUMP（TRUMP）」について解説していきたいと思います。
OFFICIAL TRUMP（TRUMP）のアウトライン
| 発行上限 | 10億枚 |
| 特徴 | トランプ大統領モチーフのミームコイン |
| 発行開始 | 2025年1月 |
| コンセンサスアルゴリズム | プルーフ・オブ・ヒストリー |
OFFICIAL TRUMP（TRUMP）は、アメリカ大統領のドナルド・トランプ氏の選挙での勝利と就任を祝うものとして、自身のイメージをモチーフにして発行されたミームコインです。
発行は、トランプ大統領の就任式数日前の出来事で、暗号資産のマーケットはちょっとした混乱が起きました。
当然のように就任式前に最高値をつけて推移しています。
トランプ大統領は、アメリカを地球上の暗号資産の中心にすると主張していて、ビットコイン（BTC）をアメリカの準備資産に指定する可能性があるとも言われています。
このOFFICIAL TRUMP（TRUMP）だけでなく、ビットコインや他の暗号資産もつられて軒並み昨年の大統領選から上昇しています。
OFFICIAL TRUMP（TRUMP）の特徴
OFFICIAL TRUMP（TRUMP）の特徴を挙げていきます。
ミームコイン
OFFICIAL TRUMP（TRUMP）はトランプ大統領自身のイメージをモチーフにして発行されたミームコインです。
大統領就任記念のデジタルトークンとも呼べる代物とも言えます。
ですので、収益性や実用性はほぼありません。
むしろ投機的な側面が強いトークンと言えるでしょう。
ソラナブロックチェーン上で発行
OFFICIAL TRUMP（TRUMP）はソラナブロックチェーン上で構築されています。
最近発行されているミームコインのほとんどは、ソラナブロックチェーン上で発行されています。
これは、低い手数料と高速な取引処理がウリのソラナブロックチェーンでユーザーが取引しやすい環境を提供出来るからです。
OFFICIAL TRUMP（TRUMP）のその恩恵に預かっているということになります。
OFFICIAL TRUMP（TRUMP）の今後
OFFICIAL TRUMP（TRUMP）の将来性について挙げておきたいと思います。
一時的なブームの可能性
トランプ大統領の就任式直前に意図的に発行されたトークンであり、実用性に乏しいということを考えると、現在の状況から価値が上昇していくとは中々思えません。
そして、トランプ大統領が次期大統領選で負けてしまえば、その価値は墜落する恐れもあります。
トランプ大統領の関連企業が取引利益を受け取れる
一番の問題はトランプ氏関連企業がトークンの80%を保有していることです。
トランプ氏関連企業の「Fight Fight Fight LLC」・「CIC Digital LLC」がトークンの80％を所有していて、取引収益を受け取れる仕組みになっています。
これは、大統領の地位を利用した利益相反であると言われても仕方がないでしょう。
