仮想通貨(暗号資産)USDコイン(USDC)の特徴
最近、テザー(USDT)と競り合うステーブルコインとして、急伸しているのが、「USDコイン(USDC)」です。
時価総額ランキングでもトップ5入りをしている人気の仮想通貨(暗号資産)です。
テザーよりかは人気や知名度は劣るものの、信用性という点では、「USDコイン(USDC)」が高いと言われています。
今回は、この「USDコイン(USDC)」について解説していきたいと思います。
USDコイン(USDC)のアウトライン
発行上限 | 上限なし |
特徴 | ステーブルコイン |
発行開始 | 2018年9月 |
コンセンサスアルゴリズム | プルーフ・オブ・リザーブス |
USDコイン(USDC)はイーサリアムをベースにした米ドルに連動しているステーブルコインです。
レートは基本的に米ドルと1対1で動くため、1USDCは約1米ドルであり、仮想通貨(暗号資産)の中では安定しているコインです。
ステーブルコインは、テザーが2015年に発行されており、知名度も人気もあります。
後塵ではありながら、着実に時価総額を伸ばしつつある、人気の仮想通貨(暗号資産)です。
テザーと同じくイーサリアムのブロックチェーン上にある、「ERC20」という規格で統一されており、汎用性が高いです。
USDコイン(USDC)の特徴
USDコインの特徴を挙げていきます。
信頼性がある
USDコインを運営する企業の一つの「Circle」はアメリカの大手証券会社のゴールドマンサックスから出資を行ってもらい、バックアップを受けています。
また、ニューヨーク州から「Bit License」という仮想通貨業許可証を取得しています。
さらに、USDコインを立ち上げた「CENTRE」という組織は、毎月大手会計事務所からも監査を受けていて、その結果を公表しています。
つまり、大手証券会社や行政による厳しいチェックを受けて明瞭さがあり、信用性という点では、テザーよりもあると言えます。
国際送金や決済手段として実利用が見込まれる
大抵の仮想通貨(暗号資産)は、値動きが荒く、決済手段として用いるのは、今の時点では抵抗があります。
ですが、USDコインはステーブルコインであるため、値動きの変動が少なく決済手段として実利用が可能です。
現時点でも、VISAのグローバルネットワークに追加されていますので、法人取引でもVISA決済に利用することが可能になっています。
USDコイン(USDC)の今後
USDコインの将来性について挙げておきたいと思います。
決済サービスの普及
上記のとおり、VISAのネットワークにUSDコインは現在追加されています。
VISAは世界でトップを誇るような大きい決済会社の一つです。
これを始めとして、他の決済手段としても普及していく可能性があります。
取引通貨ペアとしての普及
草コインやマイナーコインの購入時に、ステーブルコインは価値が安定しているために、取引通貨ペアとして選ばれやすいです。
DeFiの普及も手伝って、今後も米ドルの代替として普及して行くと思われます。
ステーブルコインのトップであるテザーの座を脅かす存在になるかも知れません。