仮想通貨(暗号資産)ワールドコイン(WLD)の特徴

仮想通貨(暗号資産)ワールドコイン(WLD)の特徴

2023年は一般の人もオープンAIを知り利用する元年となりました。

一番有名なものとしてニュースにも取り上げられたのが、「ChatGPT」です。

この「ChatGPT」で知られる共同創業者・CEOであるサム・アルトマンが創設した仮想通貨(暗号資産)があります。

それが、「ワールドコイン(WLD)」です。

今回はこの「ワールドコイン(WLD)」について解説していきたいと思います。

ワールドコイン(WLD)のアウトライン

発行上限100億枚
特徴分散型IDの生成と活用を行うプロジェクト
発行開始2023年7月

ワールドコイン(WLD)は、ChatGPTを開発するOpenAIの共同創業者・CEOであるサム・アルトマンと物理学者のアレックス・ブラニアが2020年に設立した仮想通貨(暗号資産)のプロジェクトです。

サム・アルトマンは、ワールドコイン(WLD)で「世界中の人々がより公正な方法で経済的な自由を獲得できるようにする、世界最大級の身元確認と金融公共サービス」を目指しています。

近年では、AI技術の発達により、これまでの職業がおびやかされる事態となっていますが、ワールドコインはAIによって職を奪われた人々を支えるために、ベーシックインカム提供することを目標としています。

ベーシックインカムに向けたプロジェクトでは、ブロックチェーン技術とAI技術を活用し専用のウォレットと本人確認システムが提供される予定です。

ワールドコイン(WLD)の特徴

ワールドコイン(WLD)の特徴について挙げていきます。

グローバル経済への参加促進

ワールドコインは、国や背景等に関係がなく、全ての人々がグローバルな経済にアクセスができ、恩恵を受けられるようにすることを目指しています。

その実現に向けてポイントとなるものが3つあります。

World ID

World IDは、人間であることを証明するデジタルIDで、「Orb」という虹彩をスキャンする装置を使って取得します。

これによって、ユーザーは個人情報を明示することなく、アプリにアクセスすることが可能になります。

ワールドコイン(WorldCoin)トークン

ワールドコイン(WorldCoin)トークンは、世界中の人々に無料で配布される仮想通貨(暗号資産)で、虹彩をスキャンして、World IDを取得後に無料で配布されます 。

ただし、配布されたトークンの価値がいくらになるのか、あるいは価値を持つのかについては保証されていません。

他の仮想通貨(暗号資産)と同様に、様々な要因によりレートが変化していきます。

World App

World Appは、支払いや送金など、決済手段としての機能を持ちます 。

ワールドコインとイーサリアムのプロトコルを利用していて、プロトコルに対応するその他の仮想通貨(暗号資産)も扱うことが可能です。

ユニバーサルベーシックインカムの構築

WorldCoinは、「Worldcoin Grants」を通じて、ユニバーサルベーシックインカムのグローバルな分配システムの実現を目指しています。

Worldcoin Grantsというシステムは、ワールドコイントークンを毎月受け取ることが出来るもので、World IDを使って、人間であることを証明することで受け取ることが出来ます。

平等性を認め、基本的な生活水準を保障するというビジョンを持つワールドコインは、AI時代に備えて、人々に自由や平等な機会を提供することが期待されています。

ワールドコイン(WLD)の今後

ワールドコイン(WLD)の将来性について挙げておきたいと思います。

大規模な資金調達に成功

過去3回の大規模な資金調達により、300億円以上の実績を誇っています。

その中には、ベンチャーキャピタルのAndreessen Horowitz(a16z)やCoinbase Venturesなどの企業も含まれていて、今後のサービス展開に期待されていることがわかります。

欧州で導入が進んでいる

ワールドコインは欧州の諸国でサービスが導入されています。

ヨーロッパの有名な国として挙げられるのが、ドイツやスペインです。

先進国での導入されており、広がりを見せてきそうです。