仮想通貨(暗号資産)ポリゴン(MATIC)の特徴
イーサリアムのスケーラビリティ問題は深刻なものとなっています。
その中で、イーサリアムに代わるプラットフォームが続々と生まれていますが、機能を補完してイーサリアムの拡大を支援するような仮想通貨(暗号資産)も開発されています。
その一つが「ポリゴン(MATIC)」です。
今回は、この「ポリゴン(MATIC)」について解説していきたいと思います。
ポリゴン(MATIC)のアウトライン
発行上限 | 100億枚 |
特徴 | セカンドレイヤーネットワークソリューション |
発行開始 | 2019年4月 |
コンセンサスアルゴリズム | プルーフ・オブ・ステーク |
ポリゴンは、ブロックチェーンでのトランザクションの速度を向上させ、コストを削減することを目指す、イーサリアムのセカンドレイヤー・ネットワークソリューションを目指しています。
このことにより、取引スピードが早くコストが低いため、マーケットの注目を集めています。
当初はMATICと呼ばれていましたが、2021年2月にリブランディングされ、現在の正式名称はポリゴン(Polygon)となっています。
ですが、通貨のシンボルは現在でも「MATIC」が使われています。
ポリゴン(MATIC)の特徴
ポリゴンの特徴を挙げていきます。
処理速度が速くコストを抑えられる
公式発表ですと、65000件/秒という処理速度です。
イーサリアムは14件/秒と言われますから、その速さは驚愕の数字です。
また、手数料もイーサリアムの1/100程度と言われています。
イーサリアムのブロックチェーンと並行して実行されるレイヤー2ソリューションで、イーサリアムとの互換性がありながら、より高速で安価な処理が可能となっています。
イーサリアムの弱点解決のレイヤー2ソリューション
ポリゴンのセカンドレイヤーは、メインのイーサリアムブロックチェーンと一緒に実行される高速並列ブロックチェーンとして機能します。
ポリゴンは高速並列ブロックチェーンを作成し、メインのイーサリアムブロックチェーンにリンクします。
ポリゴンにブリッジすることで、イーサリアムブロックチェーン上のさまざまなアプリケーションサービスを利用することが可能になります。
ですので、イーサリアム上で開発されたNFTやDEXがそのまま使用可能になります。
ポリゴン(MATIC)の今後
ポリゴンの将来性について挙げておきたいと思います。
開発されるDApps数の増加
ポリゴン上で開発されるプロジェクの数が増大しています。
ポリゴン上で開発されているDAppsの数は10000とも言われています。
これは、他のメジャー仮想通貨(暗号資産)の中でもかなり大きな数字です。
そして、DeFi・NFT・メタバースなどの現在伸びている分野を網羅しています。
国内外でその拡張性は注目されていると言っていいでしょう。
新技術の実装予定
アップデートなどの技術を積極的に行っていくと発表されています。
現時点では、5つの技術的実装を挙げています。
どれも、多くのプロジェクトと関わるために必要なものです。
新技術への投資は、長期的な成長において仮想通貨(暗号資産)において、現代では不可欠な要素になりつつあります。
将来性を見込める要因と言えるでしょう。