仮想通貨(暗号資産)Arcblock(ABT)の特徴
仮想通貨(暗号資産)の種類は、今や約25000種類ほどの数にのぼり、さらにその数を増しています。
各々の仮想通貨(暗号資産)には特徴や個性がありますが、その使い分けは面倒くさいものがあります。
異なるブロックチェーンの互換性問題の解決の一つが、「Arcblock(ABT)」です。
今回は、この「Arcblock(ABT)」について解説していきたいと思います。
Arcblock(ABT)のアウトライン
発行上限 | 約1億9000万枚 |
特徴 | 分散型ブロックチェーンアプリケーションを構築・展開するためのプラットフォーム |
発行開始 | 2018年2月 |
Arcblock(ABT)は、分散型ブロックチェーンを構築および展開するためのプラットフォームとエコシステムです。
スケーラブルで、拡張性があり、使いやすいプラットフォームを目標としています。
ブロックチェーンの互換性の課題は以前から指摘されていましたが、特にプラットフォームロックインの問題は深刻です。
開発者がサポートするブロックチェーンを決定してから、後で別のブロックチェーンにアプリ等を切り替える時に、プラットフォームの固有コードの理由によって、難解であることが知られています。
Arcblock(ABT)では、クラウドコンピューティングを組み合わせることにより、これらの問題点を解決を目指しています。
Arcblock(ABT)の特徴
Arcblock(ABT)の特徴を挙げていきます。
高水準のアプリケーションプロトコル
Arcblock(ABT)では、Blockletというアプリケーションプロトコルを導入しています。
Blockletは、ブロックチェーン上のデータだけではなく既存のデータソースに接続し、オンチェーンとオフチェーンの両方のコンピューティングの実行が可能になっています。
高速処理の実現
Arcblock(ABT)では、1秒間に10万件以上の取引処理が出来ることを目標にしています。
Windows・Google・IBMなどのコンピューティングプラットフォームをサポートしています。
ユーザが追加のブラグインを利用することなく、ブラウザからモバイルアプリをダウンロードする事で簡単にアクセスすることが可能です。
カスタムトークンの作成
Arcblockのプラットフォームを利用する開発者は、ユーザーID・証明書などのアイデンティティを表現する、カスタムトークンを作成することも可能になっています。
Arcblock(ABT)の今後
Arcblock(ABT)の将来性について挙げておきたいと思います。
提携企業が大手企業
パートナー企業には、全世界でコンピュータ関連製品やサービスを提供する「IBM」、オープンソースのOSの「THE LINUX FOUNDATION」、ビジネス向けソフトウェアの開発を手掛ける大手ソフトウェア企業の「SAP」など、大手企業が名を連ねています。
開発チームが優秀
チームを代表するCEOやCTOがマイクロソフトの出身でソフトウェアのエンジニアの経験があります。
過去にも、スタートアップ企業の立ち上げを行っており、役職名やその立場に奢らずに真摯に仕事に取り組んでいて、今後も期待感が持てます。