仮想通貨(暗号資産)バイナンスコイン(BNB)の特徴
「バイナンスコイン(BNB)」は海外の最大手の取引所、バイナンスで基軸通貨として利用されているコインです。
バイナンスでの取引で利用すると割引されたり、他の仮想通貨(暗号資産)から両替も出来ます。
また、後述しますが、定期的なバーン行い価値を維持・高めています。
現在は時価総額ランキングでも常にトップ10に入るほど、投資対象としても魅力のある仮想通貨(暗号資産)です。
今回は、この「バイナンスコイン(BNB)」について解説していきたいと思います。
バイナンスコイン(BNB)のアウトライン
発行上限 | 2億枚 |
特徴 | 取引所だけでなくDeFiなどの利用価値が高い |
発行開始 | 2017年7月 |
コンセンサスアルゴリズム | プルーフ・オブ・ステーク・オーソリティ |
バイナンスコインはERC20というイーサリアムの規格に準拠して作られたトークンです。
取引所での取引で優遇の他に、スマートコントラクトのプラットフォームであるバイナンススマートチェーン内での決済通貨でもあります。
バイナンスコインやバイナンススマートチェーンは、イーサリアムと互換性を持ち、メジャーな取引所が発行するスマートコントラクトのプラットフォームの先駆者でもあります。
2021年には、DeFiブームにより価格が急上昇し、その上昇率が1000%を超えるというような時期もありました。
バイナンスコイン(BNB)の特徴
バイナンスコインの特徴を挙げていきます。
バイナンス上での優遇措置が大きい
バイナンスコインでの利用で、取引所のバイナンスでの取引手数料が安くなることの他にも、様々なユーザーに対応するような幅広い活用が出来ます。
例えば、最低取引額以下の少額を保有している場合、通常であれば端数は無駄になってしまいますが、バイナンスコインなどに両替することが出来ます。
その他にも、IEOへの参加チャンスがあります。
バイナンスのIEOのプラットフォームは、かなり信頼が置けるものとして有名です。
過去の事例でも、大きな上昇をした例がいくつもあり、参加し入手出来れば、大きく値上がりするコインを手にすることが出来て、大幅な利益も期待できます。
バイナンススマートチェーンの基軸通貨
バイナンススマートチェーン(BSC)はバイナンスが開発し、運営するスマートコントラクトのプラットフォームです。
DAppsでの開発では、イーサリアムが数千ものあると言われていますが、バイナンススマートチェーンも同数ほどの開発が進められています。
イーサリアムと互換性があり、イーサリアムよりもガス代が安く処理速度も速いことが一つの要因です。
中でも有名なのは、DeFiで最も有名な「ユニスワップ(Uniswap)」や「パンケーキスワップ(PancakeSwap)」があります。
定期的にバーンを行っている
バーンは焼却という意味で、コインの流通量を減らして価値を保つことです。
バイナンスコインは、発行上限の2億枚がすでに発行済で1億枚になるまで、継続的にバーンを行う予定です。
長期的に見ると、流通量が減少することになり、価格が上昇する可能性が高いと言えます。
バイナンスコイン(BNB)の今後
バイナンスコインの将来性について挙げておきたいと思います。
DeFiに強い傾向がある
バイナンススマートチェーン上でのDeFiでのロック額は、1兆円以上と言われています。
王者のイーサリアムにはまだ及ばないものの、その規模はイーサリアムの10%ほどにまで成長しました。
バイナンススマートチェーン上のDAppsの大半がDeFiですので、当然とも言えるでしょう。
今後もこの強みは変わらず、伸長していきそうです。
バージョンアップが明確
バージョン・アップに関して明確かつ具体的です。
その内容は、開発側の一方的なものではなく、技術面や人材面などバランスよく考えられたものとなっています。
そのために、利用者が離れるということは考えにくいとも言えます。