仮想通貨(暗号資産)オーケービー(OKB)の特徴
「オーケービー(OKB)」は取引所のトークンです。
取引所のトークンとは、仮想通貨(暗号資産)の取引所が独自に発行している仮想通貨(暗号資産)を指します。
代表的な取引所トークンとしてあげられるのは、海外大手取引所「Binance」が発行している「バイナンスコイン(BNB)」や、分散型取引所「Uniswap」が発行している独自のトークン「UNI」などがあげられます。
今回は「OKEx」が発行している「オーケービー(OKB)」について解説していきたいと思います。
オーケービー(OKB)のアウトライン
発行上限 | 3億枚 |
特徴 | 取引所トークン |
発行開始 | 2019年4月 |
コンセンサスアルゴリズム | プルーフ・オブ・ステーク |
オーケービー(OKB)とは、グローバルにサービスを展開している大手仮想通貨(暗号資産)取引所「オーケーイーエックス(OKEx)」が発行している独自の仮想通貨(暗号資産)です。
OKBはイーサリアムのブロックチェーン技術を用いて発行された「ERC-20」と呼ばれるトークン規格のユーティリティトークンとなっており、「OKEx」関連の様々なサービスでOKBが利用されています。
最も一般的な利用方法は「OKEx」での取引手数料支払い手段ですが、OKBは取引所以外でも使用されており、一部のオンラインサービスなどでは支払い手段としてもOKBが利用されています。
オーケービー(OKB)の特徴
OKBの特徴について挙げていきます。
取引の手数料割引
取引所トークンですので、当たり前と言えば当たり前ですが、OKExでの取引において手数料が割り引かれます。
これはOKBの保有量によって異なります。
1日の資産残高と30日間の取引量により通常ユーザーとVIPユーザーに分類がされるようになっています。
OKExで開催されるIEOへ参加できる
「OKExジャンプスタート」というOKExが提供するIEOに参加することが出来ます。
その購入枠の割当は、OKBの保有量に応じて算出されるようになっており、長期で大量にOKBを保有しているほど購入枠が多く割り当てられるようになっています。
少数残高をOKBに変換できる
OKExで取り扱っているトークンはすべてOKBに交換可能です。
売買単位に満たない端数の少額のトークンを、全てOKBにまとめることが出来て利便性が高まります。
オーケービー(OKB)の今後
オーケービーの将来性について挙げておきたいと思います。
定期的なバーン
OKBは3ヶ月に1回ほどでバーンが行われています。
リリース時に10億枚あったOKBは現在3億枚を切っていて、このように定期的にバーンがされればレートの上昇は期待できます。
ERC-20から独自チェーンへの移行
OKBは今後イーサリアムのブロックチェーンから「OKChain」という独自のブロックチェーンに完全移行予定です。
これにより独自のネットワークが構築されます。
ERC-20規格のトークンは未だに主流ですが、OKBが独立するということは、DAppsの開発に大きな自信があるからと見ることが出来ます。