仮想通貨（暗号資産）コンフラックス（CFX）の特徴

仮想通貨（暗号資産）コンフラックス（CFX）の特徴

仮想通貨（暗号資産）は各企業やプロジェクトが主体となって開発・アップデートされていくものがほとんどですが、中には政府が後押ししているプロジェクトも存在します。

その一つに挙げられるのが「コンフラックス（CFX）」です。

「コンフラックス（CFX）」は中国政府がプッシュしている仮想通貨（暗号資産）のプロジェクトです。

今回はこの「コンフラックス（CFX）」について解説していきたいと思います。

コンフラックス（CFX）のアウトライン

Conflux Networkは、高いスケーラビリティ、セキュリティ、分散化のすべてを両立させることを目指した仮想通貨（暗号資産）のプロジェクトです。

CFXトークンは、Conflux Networkにおけるユーティリティトークンで、複数の利用用途があります。

ガバナンス、ステーキング、ネットワーク・コンセンサス、エコシステム・インセンティブなどにも利用されています。

コンフラックス（CFX）の特徴

コンフラックス（CFX）の特徴について挙げていきます。

イーサリアムのトリレンマ解決が目標

Conflux Networkが目指しているのは、イーサリアムのトリレンマを解決することです。

Conflux Networkはこの問題を解決するため、次世代のブロックチェーンとの呼び声の高いDAG(有向非巡回グラフ)を採用しています。

これにより、非中央集権的な仕組みを保ちながらスケーラビリティ問題を解決しています。

「Tree-Graph」と呼ばれている仕組みを採用することにより、イーサリアムのトリレンマを軽減することが可能となっています。

トランザクションの処理能力が高い

コンフラックスは、他のメジャー通貨よりもトランザクションの処理能力が高いです。

ビットコインの約500倍、イーサリアムの約100倍であり、これによって、スケーラビリティ問題によるガス代の高騰が起きにくくなるメリットがあります。

コンフラックス（CFX）の今後

コンフラックス（CFX）の将来性について挙げておきたいと思います。

中国の上海政府が後押ししている

コンフラックスは、他の通貨にはない強みがあり、それが中国政府のバックアップ体制です。

元々は、上海市の政府が業務で利用するブロックチェーン上のアプリを開発するため、Conflux Networkに数百万ドル規模のサポートを行っていました。

この資金を活用することで、高い開発力を手にして、開発と運用に成功しました。

Conflux Networkのイベントには中国政府の姿が見られることもあり、協力関係はかなり強いと言えるでしょう。

プロジェクトメンバーが優秀

Conflux Networkの主な開発者に、コンピューター科学のノーベル賞と呼ばれる「チューリング賞」の受賞者Andrew Yao氏が在籍しています。

また、優秀な人材も多く、MIT（マサチューセッツ工科大学）、カーネギーメロン大学、トロント大学などと言った名門大学の科学者・研究者が従事しています。

今後の開発・アップデートにも期待が持てると言ってもいいでしょう。