仮想通貨（暗号資産）マンタネットワーク（MANTA）の特徴
仮想通貨（暗号資産）のプライバシー保護というのは、一見守られているようで守られていません。
ブロックチェーンのアドレスの管理者の特定は完全に不可能ではないということです。
プライバシー保護に特化したブロックチェーンの一つとして注目されてきているのが、「マンタネットワーク（MANTA）」です。
今回は、この「マンタネットワーク（MANTA）」について解説していきたいと思います。
マンタネットワーク（MANTA）のアウトライン
| 発行上限 | 10億枚 |
| 特徴 | プライバシー保護に特化 |
| 発行開始 | 2024年1月 |
マンタネットワーク（MANTA）はプライバシー特化型のブロックチェーンです。
主要なネットワークであるマンタネットワークと、そのテスト環境の一種であるカラマリネットワークの2つで構成されています。
プライバシーの保護は、多くのブロックチェーンにとって重要な課題の1つとなっています。
マンタネットワークはこの問題に対して、「ゼロ知識証明」を使って解決しています。
マンタネットワーク（MANTA）の特徴
マンタネットワーク（MANTA）の特徴を挙げていきます。
プライバシー保護問題に対しての解決
ブロックチェーン上の情報は改ざんが出来ないという特徴があると共に、誰でもブロックチェーン上の取引情報が確認できるという透明性もあります。
この点が、プライバシーの保護として長年問題視されていました。
ツールなどを使うと、送金履歴やウォレットの資産状況等などの情報が確認できることも可能です。
この課題に対して分散型匿名決済（DAP）と分散型匿名取引所（DAX）を採用しています。
分散型匿名決済（DAP）
カナリアネットワークでMantaPayを利用して匿名性を保ちながら送金が可能になっています。
プライバシーを保護しながらブロックチェーンのセキュリティと透明性を保持することを目的としています。
分散型匿名取引所（DAX）
匿名性を維持したまま取引できる分散型取引所があります。
プライベートトークンをAMM方式で取引が出来ます。
このことにより、取引の詳細を隠匿した状態で取引が可能ですので、不正なフロントランニング取引も防止ができます。
ステーキング機能がある
MANTAトークン保有者はステーキングに参加し、取引手数料の一部を報酬として受け取ることが可能です。
ネットワークにとってネガティブな行動が発覚した場合、ステークした資産は没収されるようになっています。
マンタネットワーク（MANTA）の今後
マンタネットワーク（MANTA）の将来性について挙げておきたいと思います。
ポルカドットとの連携
マンタネットワークは、ポルカドットのパラチェーンとして開発が可能になっています。
ポルカドットは異なるブロックチェーンを接続するプロトコルで、本体のブロックチェーンにパラチェーンと呼ばれる個別のブロックチェーンを接続することで、ブロックチェーンの相互接続を可能にしています。
MANTA独自のソフトウェア開発キットの提供
開発者がマンタネットワークでzkアプリケーションを構築できるように、堅牢な機能を提供しています。
バーンがある
マンタネットワーク（MANTA）では、換金されると一部が自動的にバーンされます。
これによってMANTAトークンの価値が下がりづらくなっています。
ユーザーの取引が約定する前に事前に知ることができる場合、その取引より先に利益の出る取引を先行して行なうことで利益を出すことを指します