仮想通貨(暗号資産)メティスダオ(METIS)の特徴
起業というと、昔は大変なイメージがありましたが、現代では、やろうと思えば比較的簡単に起業が出来るようになりました。
そのためのシステムの導入も、専門的知識を持つエキスパートでなくても取り入れることが可能になっています。
そのようなビジネスのサポートとして拡張性の高いプラットフォームとして注目されているのが、「メティスダオ(METIS)」です。
今回は、この「メティスダオ(METIS)」について解説していきたいと思います。
メティスダオ(METIS)のアウトライン
発行上限 | 1000万枚 |
特徴 | DApps・DACs構築のためのプラットフォーム |
発行開始 | 2021年7月 |
メティスダオ(METIS)は、簡単にDAppsやDACsを構築できるプラットフォームを目的としたブロックチェーンプロジェクトです。
DAO(分散型自立組織)の構造を、運用管理に必要な構成に組み込むことで、これまでよりも簡単に利用ができることを目指しています。
企業向けの情報システムや業務などの組織の管理に必要なものが、事前にテンプレートとして用意されていることで、多くのコミュニティが利用できるようになっています。
また、DAOだけでなく、経営者のいるDAC(自律分散型企業)の設立のサポートにもなっています。
メティスダオ(METIS)の特徴
メティスダオ(METIS)の特徴を挙げていきます。
簡単にDApps等のシステムが作れる
メティスダオ(METIS)の開発している技術を利用することで、様々なシステムを簡単に作成・管理できます。
Web上のサービス・アプリケーションというのは、通常プログラミングを用いて構築されています。
ですので、プログラミングの知識のある人でないと、システムを作成することができませんでした。
メティスダオ(METIS)を用いることで、テンプレート化されたものの中から選択しシステムを自分でが出来るようになります。
- 企業向け業務・情報システム
- ストレージサービス
- 自動決済システム
- 給与管理システム
- メッセージツール
EVMとの互換性
イーサリアムが時価総額ランキングでビットコインに次いで2位をキープしている理由は、最初にスマートコントラクトを実装し、そのためのツールが多く作られているからです。
スマートコントラクトの開発には「Solidity」などの言語が必要です。
現段階では実質的にスマートコントラクトを実行するためにEVMに互換性のあるものが、まだ需要があると言われています。
メティスダオ(METIS)もEVMとの互換性があるように構築されています。
ポリスミドルウェアレイヤーの導入
スマートコントラクトのテンプレートを組み込んだポリスミドルウェアレイヤーというものを開発しています。
ポリスミドルウェアレイヤーとは、OSとアプリ間でシステムの監視やバックアップなどを行うコンピューター構成要素で、レイヤー2のネットワークを使用することで独自のブロックチェーンを保持することが可能になっています。
メティスダオ(METIS)の今後
メティスダオ(METIS)の将来性について挙げておきたいと思います。
Web3.0の実現の支援
メティスダオ(METIS)は、Web3.0の分散型ビジネス実現に向け、ブロックチェーンへの移行を加速することをビジョンに掲げています。
ブロックチェーンを誰でも利用できるようにするための様々なサービスを提供して、プログラミングスキルが無くてもWeb3.0の実現を可能にしていきます。
レピュテーションパワーシステムの導入
ビジネスは一方的な方向に力が片寄っても上手くはいきません。
メティスダオ(METIS)では、お互いに信頼して協力できるような動機付けができるシステムが必要と考え、レピュテーションパワー(RP)システムを導入しています。
コミュニティ内にいる人なら、誰でもオープンAPIに基づいて開発した独自のアプリを運営ストアに提出することで、アプリの人気度に応じて報酬を得ることが可能になっています。
この実績というのは、Web3.0での信頼性に繋がります。
Decentralized Autonomous Companys(自律分散型企業)の略称で、ブロックチェーンの技術を利用した次世代の企業形態を指します。
契約の執行や認証や保全に関して、ブロックチェーン技術によって自律化させることによって、株主総会などの意思決定機関等がなくても企業運営が可能になっています。