仮想通貨(暗号資産)ステータス(SNT)の特徴
若者から高齢者まで、スマホを持つのは当たり前の時代、その中でほとんどが使っている機能がLINEを始めとするメッセージアプリではないでしょうか。
家族の連絡等のプライベートから仕事でのグループ連絡まで、幅広く用途があります。
このメッセージアプリをブロックチェーンで行うという試みが「ステータス(SNT)」です。
今回は、この「ステータス(SNT)」について、解説していきたいと思います。
ステータス(SNT)のアウトライン
特徴 | 分散型メッセンジャープラットフォーム |
発行開始 | 2017年 |
コンセンサスアルゴリズム | プルーフ・オブ・ワーク |
ステータス(SNT)はブロックチェーンを利用したWeb3.0ブラウザを提供しています。
主な機能はWeb3.0ブラウザ・メッセンジャー・ウォレットとなっていて、分散型ネットワーク内でのコミュニケーションツールやWeb3.0の標準ブラウザとしての活躍が期待されています。
パソコンだけでなく、インターネットがつながっていれば、スマホやタブレットからでもアクセス可能です。
日本人がよく使用されるメッセージアプリにはLINEがありますが、Lineのサーバーに障害が起きれば使用できなかったり、ハッキングされれば個人情報が流出したり、メッセージ自体をLINE側が検閲することが出来ます。
この問題の解決を目指しているのがステータス(SNT)です。
ステータス(SNT)の特徴
ステータス(SNT)の特徴を挙げていきます。
非中央集権型のメッセージアプリ
ステータス(SNT)は非中央集権化されたプラットフォームでメッセージの送受信が行なえます。
簡単に言えばLINEのブロックチェーン版というところです。
LINEは、様々な人とチャットを行うことができ、その他、ライン漫画やLINE MUSICなど、LINEに関する様々なアプリを利用することができます。
ただし、LINEは、LINE株式会社によって運営されており、中央集権的なアプリです。
トークの履歴、位置情報などの個人情報が1社に集中するのは、危険なことではあります。
一方ステータス(SNT)は、分散型アプリで非中央集権的であるため、このような心配がいりません。
安全なデータ
ステータス(Status/SNT)のネットワークは、完全に分散化されたシステムの構築を目指しています。
ですので、ネットワーク上で分散管理されるため、1つのデータが壊れたとしても、他のデータと照らし合わせることで復元が可能になっています。
送金できる
LINEだけでは送受金ということは出来ませんが、ステータス(SNT)では仮想通貨(暗号資産)の送受金にも対応しています。
銀行口座なしで出来るので、便利であると言えるでしょう。
DAppsの提供
ステータス(SNT)DAppsの提供をしています。
- Oasis Exchange:イーサリアムとERC-20系仮想通貨(暗号資産)の交換
- uPort:個人情報認証システム
- Gnosis:市場予測システム
- Aragon:会社や組織の運営を行うためのプラットフォーム
- Ujo:音楽配信サービス
ステータス(SNT)の今後
ステータス(SNT)の将来性について挙げておきたいと思います。
途上国での普及
銀行口座を持たない人は世界中にもまだ多いです。
スマホを持つだけで、メッセージを送受信しながら送受金出来るのはメリットであり、世界中に普及する可能性があります。
Web3.0の可能性
ステータス(SNT)のWeb3.0ブラウザは仮想通貨(暗号資産)に関するDAppsやNFT、メタバースなどのブロックチェーンを利用した様々なサービスへの一括アクセスを可能にしています。
ブロックチェーンサービスに一括アクセスできる他に、DAppsを検索する機能が付いています。
この機能によってユーザーはGoogle PlayやApp Storeなどでアプリを探すのと同じようにステータス(SNT)のブラウザで新しいDAppsを探すことが出来ます。