仮想通貨(暗号資産)Audius(AUDIO)の特徴
私達が聞く音楽は、レコード・カセットテープ・CDというように、その媒体を変えながら新しい音楽・懐かしい音楽にも触れてきました。
現代では配信サービスやサブスクリプションが主流になっていますが、ブロックチェーンを利用した新しい音楽配信も存在しています。
それが、「Audius(AUDIO)」です。
今回は、この「Audius(AUDIO)」について解説していきたいと思います。
Audius(AUDIO)のアウトライン
発行上限 | 10億枚 |
特徴 | 分散型音楽プラットフォーム |
発行開始 | 2018年 |
Audius(AUDIO)はSolanaブロックチェーンを活用した分散型音楽配信プラットフォームです。
従来の音楽配信プラットフォームを踏まえながら、これまで中央集権的であった音楽配信サービスの問題点をブロックチェーンの仕組みを導入することで解消しています。
プラットフォームの管理・運営はサービスを利用するユーザーそれぞれが行うため、アーティストへの還元率が高い環境を可能にしています。
AUDIOトークンは、楽曲購入にかかる決済や運営の意思決定参加が可能になっています。
Audius(AUDIO)の特徴
Audius(AUDIO)の特徴を挙げていきます。
アーティストの収益の良化を目指すプラットフォーム
通常、会社や団体に所属しているアーティストは、報酬の一部を所属している事務所に支払わなければなりません。
ネットワークを利用して音楽を配信する場合でも例外ではありません。
しかし、Audiusでは、ユーザーが自主運営しているプラットフォームですので、収益の一部を中抜きされるリスクを防げます。
また、アマチュアミュージシャンでも自由にAudiusで音楽配信が可能ですので、趣味と実益を兼ねられるプラットフォームと言えます。
AUDIOトークンの保有量により機能が解放される
Audiusでは、AUDIOトークンの保有量によってプラットフォーム内の機能が解放される仕組みになっています。
プラットフォーム内にはトークン量によって制限がかかるコンテンツがあり、AUDIOトークンの保有量によって機能が徐々に使えるようになっています。
例として、アーティストがAUDIOトークンを保有することによって、ファンにトークンを発行するなどの独自のサービス提供が可能になっています。
NFTサービスの提供
NFTサービスの提供も行っています。
NFTはすでに音楽業界でも注目される存在となっているので、楽曲をNFT化して販売することやジャケットの販売などをしていて、NFT化はすでにひとつのジャンルとして確立されています。
今後はNFTマーケットプレイスとの連携も期待できるところです。
Audius(AUDIO)の今後
Audius(AUDIO)の将来的について挙げておきたいと思います。
Tiktokとの提携
2021年に動画共有サービスである「TikTok」と提携を結んでいます。
Audius(AUDIO)とTikTokが提携したことにより、TikTokからワンクリックでAudius(AUDIO)に登録されている楽曲へのアクセスが可能になりました。
誰もがTikTok上から気軽に楽曲を利用でき、楽曲が注目される可能性も高まることでしょう。
TikTokから若者の音楽ムーブメントが生まれることもあり、世間に注目を浴びるためのツールとしても期待できます。
参加アーティストの増加
Audiusの知名度向上のポイントは、より多くのユーザーに音楽配信サービスを利用してもらうことです。
その意味からも、Audiusのユーザー数を増やす一番の方法は、参加アーティスト数を増やすことです。
Audiusはブロックチェーン技術を活用することで、収益のほとんどをアーティストが受け取れる仕組みを構築しているので、アーティストにとっても魅力が大きいサービスとなっています。
このメリットが大きいので、参加アーティストが増えていくことが予想されます。