仮想通貨(暗号資産)Biconomy(BICO)の特徴
現在は多くのブロックチェーンが開発されて、様々な仮想通貨(暗号資産)が発行されています。
これだけ多くの種類が登場すれば、欠点があるようなブロックチェーンもないような気がしますが、そうでもありません。
特に、UI/UX(ユーザーインターフェイス/ユーザーエクスペリエンス)という問題で、ブロックチェーンの使いにくさが残ることも結構あります。
その原因の一つにガス代の問題があります。
今回はガス代の必要がない「Biconomy(BICO)」について解説していきたいと思います。
]Biconomy(BICO)のアウトライン
発行上限 | 10億枚 |
特徴 | マルチチェーンインフラストラクチャプラットフォーム |
発行開始 | 2021年12月 |
コンセンサスアルゴリズム | プルーフ・オブ・ステーク |
Biconomy(BICO)は、クロスチェーンの欠点の改良やガス代に関するUI/UXを簡単なものにして、ユーザーがチェーンの存在を意識しなくて済む仕組みを提供しています。
これにより、ガス代が無料で即時にクロスチェーンに転送することが可能になっています。
Biconomy(BICO)の特徴
Biconomy(BICO)の特徴について挙げていきます。
マルチチェーンのDAppsにつながる分散型ネットワーク
特徴の一つにあるのが、マルチチェーンのDAppsにつながる分散型ネットワークです。
分散型ネットワークでは、異なるブロックチェーン上で流通しているトークンの個人間スマートコントラクトを可能にします。
これにより、取引する際にトークンを交換する必要がなく、スムーズかつ安価で送金が可能になっています。
ガス代が不要
Biconomy(BICO)はガス代が必要ありません。
Biconomy(BICO)では、プロジェクト側がガス代を負担します。
柔軟なガス代の支払い
ユーザーがイーサリアムのDAppsを利用する場合、DAppsプロジェクトが前述の「Gasless」を使ってユーザーのガス代を負担するのは現実的ではありません。
それは、イーサリアムのガス代は高いからです。
そこで役に立つのが「Forward」になります。
「Forward」は、ユーザーがガス代をERC-20トークンで支払えるようにします。
「Forward」は、イーサリアム上のすべてのDAppsの支払いで機能します。
「Forward」を使うことにより、ガスのためのイーサリアムは必要なくなり、ガス価格相当のERC-20トークンで支払うことが可能になります。
即時のクロスチェーンプロトコル
Biconomy(BICO)は速く安くトークンを転送することが出来ます。
イーサリアムの場合、トークンを転送するのに40分から数日ほど時間がかかり、手数料もかかります。
Biconomy(BICO)では、「Hyphen」を利用して異なるチェーン同士のトークンを安く即着金することが可能です。
特にレイヤー1とレイヤー2とのトークン移動に強みを発揮します。
Biconomy(BICO)の今後
Biconomy(BICO)の将来性について挙げておきたいと思います。
著名なVCからの投資を受けている
Biconomy(BICO)は有名なベンチャーキャピタルから投資を受けています。
- BINANCE
- coinbase VENTURES
- FENBUSHI CAPITAL
- MECHANISM CAPITAL
- Eden Block
エコシステムの発展に寄与
Biconomy(BICO)は、Web3.0のエコシステム全体の発展に貢献することを掲げています。
ブロックチェーンに新しいユーザーをもたらすために、Web2.0からWeb3.0への移行を簡素化することを目的としています。
また、ブロックチェーン上のネイティブなガス通貨の採用を促進することで、仮想通貨(暗号資産)市場の成長に貢献していくことが期待されています。