ビットコイン相場3月31日~4月6日の動き
ビットコインの相場を1週間振り返ってみます。
チャートの監視やトレードに関しては、私はプロトレーダーとしてして現役ですので、ぜひ、参考にしていただければと思います。
定期的に週に1回はビットコインの相場の推移を追って、今後の展望も含めて解説していきたいと思います。
なお、ファンダメンタルも多少考慮しますが、基本的にはテクニカル分析で行っていきます。
ビットコインの3月31日~4月6日の推移を振り返る
では、3月31日~4月6日のチャートを見てみましょう。

下落転換となりました。
最大上下幅は、約215万円と200万超えの大きな値幅となっています。
前半は上昇しましたが、急落、その後レンジから下落転換の流れとなっています。
しっかりと下落となり、ターゲットラインまで下がってきました。
トランプ米大統領が相互関税の詳細を公表&発動しマーケットが混乱しています。
全ての国・地域に追加で一律10%の関税を導入した上で、貿易赤字などの状況を踏まえ、国・地域別に上乗せ、米国に生産を呼び込み、貿易赤字を解消する狙いがあると見られていますが、これにより、中国では報復関税も発表されて、さらに相場は波乱の状況となっています。
このような時はテクニカル分析は機能しないことが多いものです。
ニュースでも報道されているとおり、世界経済に大打撃を与え、先週末では、日米欧では時価総額が約500兆円がたった1日で消失したと言われています。
パニック相場的な状況になった時、その動きは煽りを受けて、一方的に進行しますが、株式市場はかなり動いても、為替や暗号資産市場では、今回のところまだそこまでと言った感じではあります。
そういう意味ではまだテクニカルは機能していると言えるでしょう。
マーケットの難しさは、この塩梅にあります。
現在はテクニカルが優位なのかファンダメンタルが優位なのか、テクニカルが優位であれば、どのテクニカル指標が優位なのか、という見極めはかなり判断を迷わせます。
ましてや荒れ相場ですから、トレードする恐怖もあることでしょう。
そう感じたのならば、無理せずにトレードは休止すべきです。
おっかなびっくりでトレードしても利益は伸ばせません。
また、このような相場時は、不測の事態であることを考慮して、いつもよりラインをずらすなどのトレードを心がけていきましょう。
ただ、パニック相場はそれを超えてくるような動きもしてきます。
余裕を持ったトレードとリスク管理を徹底したいところです。
ビットコイン相場のこれからの展開予想
9日には最大50%の相互関税も発動する予定で、まだまだその影響は続きそうです。
下落を素直に追っていきましょう。
1100万円割れ、1020万円辺りまできてもおかしくはありません。
ただし、下落は週の前半で一息になる推移もイメージしています。
一旦は反発してきそうな気配もあります。
本当のパニックのマーケットになれば、1000万円も軽く下に破ってくることも考えられます。
十分に警戒しておきましょう。