ビットコイン相場3月24日~3月30日の動き
ビットコインの相場を1週間振り返ってみます。
チャートの監視やトレードに関しては、私はプロトレーダーとしてして現役ですので、ぜひ、参考にしていただければと思います。
定期的に週に1回はビットコインの相場の推移を追って、今後の展望も含めて解説していきたいと思います。
なお、ファンダメンタルも多少考慮しますが、基本的にはテクニカル分析で行っていきます。
ビットコインの3月24日~3月30日の推移を振り返る
では、3月24日~3月30日のチャートを見てみましょう。

下落転換となりました。
最大上下幅は、約120万円ほどと、値幅は大きくなってきました。
想定より狭い動きになりましたが、ブレイクアウト戦略が立てられれば、しっかりと利益を出せたことでしょう。
始値から上昇して高値を更新した後に、30万円幅でレンジ展開、その後始値に戻ってきて小さな揉み合いが起きています。
そこから大き目の下落が出て下落トレンドが起きました。
注目は1290万円辺りです。
ここでの小さな揉み合いでの売り買いの交錯で、売りが優勢になった結果、下落推移となりました。
この揉み合いですが、今回は比較的時間は短く揉み合い幅も小さく決着がついています。
重要なラインや節目のラインでは、長時間で揉み合い幅も大きいケースも少なくありません。
それが、ダマシのような動きになることが本当によくあります。
また、その揉み合いから、通常のレンジのようなチャート形成になることもあり、まさに相場は生き物と呼ぶにふさわしい推移をしていくこともあります。
マーケットと仲良くなるコツは、現在がどのような状況下にあり、今後どのような推移が予想されるか一つだけでなく、複数考えておくということです。
最終的に一つの動きしか起こり得ないのですが、今後の値動きのシナリオを考えるときには、何通りかをイメージしておきましょう。
その中から可能性の強いものを選択し、エントリーと決済の指値や逆指値注文をかけておきます。
トレードは、現状のプライスアクションを考慮した成行注文が本当は良いのですが、慣れていないうちは、逆に振り回されてしまいがちですので、予約注文で繰り返し練習し、相当慣れてきたら成行注文に移行するという形がいいと思います。
トレードに向き合っていると、我慢ができなくなり、ついついフライングエントリーをしてしまいがちになります。
様々なオーダー方法が可能になっているので、ぜひ、指値や逆指値等の注文を使いこなして、マーケットと対峙していきましょう。
ビットコイン相場のこれからの展開予想
少し判断が難しい週になりそうです。
どちらかというと、下落展開に重きを置きますが、上昇・下降もどちらも判断がしかねる状況です。
下落であれば1200万円台の前半を狙っていきたいところです。
上昇は1260万円周辺を目安にします。
このレンジ幅からの抜け出しをまずは狙っていきます。
下落がしっかりと出れば1100万円台前半も普通にありえます。