仮想通貨(暗号資産)テラクラシック(LUNC)の特徴
2022年5月に、約11,000円の価格だった仮想通貨(暗号資産)が大暴落し、1週間で1円以下になってしまった歴史的な騒動がありました。
投資や仮想通貨(暗号資産)分野のニュースだけでなく、一般のニュースでも報じられたその通貨が「テラクラシック(LUNC)」の前身である「LUNA」です。
今回は、この一度はドン底まで落ちた「LUNA」から復活の兆しが見える「テラクラシック(LUNC)」について解説していきたいと思います。
テラクラシック(LUNC)のアウトライン
発行上限 | 10億枚 |
特徴 | Eコマースでの利用 |
発行開始 | 2022年5月 |
コンセンサスアルゴリズム | プルーフ・オブ・ステーク |
「人々を不透明な手数料から解放する」というテーマで、クレジットカードの手数料など、利用者が想像以上に支払っているコスト削減ができるプロジェクトとして注目を集めていました。
時価総額ランキングでもトップ10にランクインをしていたほどです。
ですが、噂ではありますが、大手ファンドによる意図的な売りによってアルゴリズム型ステーブルコイン(現USTC)のディペッグが発生し、その結果1週間足らずで99.99%の大暴落を記録してしまっています。
その後、復興を望むコニュニティや技術者たちの活動によって再び注目が集まりはじめ、リバイバルプランが実施されて、底値から回復しつつあります。
テラ社はプロジェクトの立て直しを図るために、ブロックチェーンをフォークさせることを決定し、今までのブロックチェーンをテラクラシック(LUNC)に、新しいブロックチェーンをテラ(LUNA)に変更しました。
テラクラシック(LUNC)の特徴
テラクラシック(LUNC)の特徴について挙げていきます。
手数料のバーンシステムを実装
信用性を失ってしまったことでLUNCの保有も少なくなったことから、テラ社は手数料のバーンシステムを導入しています。
全ての取引手数料をバーンすることで、マーケットから通貨を減少させ希少性を高める効果を期待しています。
このことによって理論上のテラクラシックの供給量は減り続けることとなり、必然的にテラクラシック1枚当たりの価格が少しずつ上昇していきます。
高利率のステーキング
暴落前には利率が高いステーキングのプロトコルがあり、20%と非常に高い利率でのステーキングが可能でした。
暴落によりこのプロトコルは停止されましたが、現在はテラクラシックのステーキングが以前ほどの利率ではないものの、再有効化されています。
テラクラシック(LUNC)の今後
テラクラシック(LUNC)の将来性について挙げておきたいと思います。
USTCへのリペグ
テラクラシックには対となるアルゴリズム型ステーブルコインの「USTC」があり、USTCの需要が高い時ほどテラクラシックが上げる仕組みがあります。
ステーブルコインとしての機能は現在停止中ですが、着実に信頼を回復させていき、再びUSTCを1ドルに固定させて連動させることがコミュニティの大きな目標にもなっています。
バイナンスがUSTCに対して証拠金取引に追加るすることを発表し、セービングも可能にさせたことによって、目標に一歩近づいていると注目されています。
NFTやゲームのプロジェクト
まだ完全な信頼は取り戻せてはいないものの、復興の兆しが見え始めた現在、経験のある開発チームが再びテラクラシックの元に集結してきています。
NFTやゲームの中での支払いにテラクラシックやUSTCが使えるプロジェクトが参入してきています。
今後も新しいプロジェクトが参入してくるものと考えられ、テラクラシックの復活に期待が集まっています。