仮想通貨(暗号資産)オアシス(OAS)の特徴
仮想通貨(暗号資産)のイメージは投資がどうしても先行してしまいがちですが、金融のみならず、ブロックチェーンやNFT、メタバースなどは、確実にこれから拡大していく分野ですので、注目はされてきています。
その成長が見込まれる分野にゲームがあります。
2022年に日本発のプロジェクトして「オアシス(OAS)」が始動しています。
今回は、このゲーム業界が注目している「オアシス(OAS)」について解説していきたいと思います。
オアシス(OAS)のアウトライン
発行上限 | 100億枚 |
特徴 | ゲーム特化型ブロックチェーン |
発行開始 | 2022年7月 |
コンセンサスアルゴリズム | プルーフ・オブ・ステーク |
オアシス(OAS)はブロックチェーンゲームに特化したブロックチェーンです。
「Blockchain for The Games」をコンセプトとするプロジェクトです。
オアシスブロックチェーンのネイティブトークンがOASトークンです
オアシスの基盤設計である「Oasys Architecture」を用いることで、高速なトランザクション処理とガス料金ゼロが可能となっています。
つまり、ユーザーがガス代や処理の遅さに悩まされず、快適にゲームを楽しめるということになります。
また、注目度が高い点として、プロジェクトメンバーが、有名企業が名を連ねていることが挙げられます。
オアシス(OAS)の特徴
オアシス(OAS)の特徴について挙げていきます。
ゲーム用途限定型のブロックチェーン
今までのブロックチェーンゲームでは、プレイするのに処理が遅かったり、ガス代の高騰が問題だったりしました。
家庭用ゲーム機の任天堂スイッチやプレイステーションのようなゲームをするのは、現状のブロックチェーンゲームでは難しいです。
これは、ブロックチェーンをゲームで利用したり、DeFiで利用したりと他の様々な用途にも利用しているからです。
オアシスは、ゲーム用途限定のブロックチェーンとして開発することで、非常に高速に処理が行えるようになっています。
ガス代が無料でトランザクションが高速
オアシスは、ガス代が無料でトランザクションが高速処理されます。
一般的なブロックチェーンゲームでは、送金・NFTの処理や管理などで、ガス代がかかることが多いです。
これでは、ユーザーが純粋にゲームで遊ぶためには、ハードルが上がってしまいます。
オアシスにおいては、レイヤー1とレイヤー2を組み合わせた「Oasys Architecture」という独自技術により、レイヤーが分離することで全体が最適化されて、ガス代の無料化と高速処理を実現しています。
大企業のバリデーターの参加
オアシスの初期バリデータには、大手企業が数多く参加しています。
バリデーターは、ブロックチェーンネットワークを正常に稼働させるための重要な役割を担っています。
バリデータに大企業が数多く参加していることは、今後への期待にもつながります。
- バンダイナムコ研究所
- グミ(gumi)
- セガ
- グリー(GREE)
- スクエアエニックス
- ビットフライヤーブロックチェーン
- クリプトゲームス(CryptoGames)
- UBISOFT
オアシス(OAS)の今後
オアシス(OAS)の将来性について挙げておきたいと思います。
多くのブロックチェーンゲームがオアシス(OAS)上で開発される
上記で挙げたように、初期のバリデータにバンダイナムコやスクエアエニックスなどの大手ゲームメーカーも名を連ねていますので、これらの企業がブロックチェーンゲームに参入してくる可能性は高いです。
最近では、大手エンターテイメント企業のDMM.comが開発するゲームのプラットフォームに、オアシスのブロックチェーンを選択しています。
ゲームに特化した利点が評価されている証拠とも言えるでしょう。
ブロックチェーンゲームユーザーの広がりの期待
オアシスではガス代が無料となるので、今までそれを敬遠してきたゲームユーザーが参入してくることが考えられます。
今までリリースされた人気ゲームが、オアシス上のブロックチェーンゲームでリメイクされれば、一気に人気も高まる可能性があります。
このように、既存のユーザーを取り込めれば、かなりの伸びが期待できるでしょう。
プルーフ・オブ・ステークのコンセンサスアルゴリズムにおける承認者のことで、ブロック生成、トランザクションなどが正しいかどうかを検証し承認します。