仮想通貨(暗号資産)クレイトン(KLAY)の特徴
「クレイトン(KLAY)」は、SNSアプリ「カカオトーク」の運営会社kakaoの子会社である「Ground X」が開発した仮想通貨(暗号資産)です。
「カカオトーク」は韓国で有名なSNSアプリですが、日本でもCM展開され、日本人のユーザーも多く存在しているため、知っている人も多いです。
今回は、この「クレイトン(KLAY)」について解説していきたいと思います。
クレイトン(KLAY)のアウトライン
発行上限 | 100億枚 |
特徴 | 開発プラットフォームの環境が良い |
発行開始 | 2019年6月 |
コンセンサスアルゴリズム | プルーフ・オブ・コントリビューション |
クレイ(KLAY)は、韓国のkakao社の子会社「GroundX」によって開発されたブロックチェーンクレイトン(Klaytn)の独自通貨です。
マンガアプリのピッコマは、kakaoが運営しています。
クレイトンは、個人から企業まで幅広い人に使い勝手が良いブロックチェーンとして知られており、優れた処理スピードや手数料の低さが特徴です。
クレイトン(KLAY)の特徴
クレイトンの特徴について挙げていきます。
処理速度が速い
ブロックチェーンの処理速度を測るTPSというものがありますが、机上の計算でいくと、ビットコインの800倍、イーサリアムの300倍以上の速さと言われています。
これは、50という限られたノードの数の集約でブロックチェーンの決済処理を行うからです。
コンセンサスアルゴリズムにプルーフ・オブ・コントリビューション(PoC)を採用
コンセンサスアルゴリズムにプルーフ・オブ・コントリビューション(PoC)を採用していることにより、富や権力が偏りづらくなっています。
ネットワークに対して、意味のある貢献をしたユーザーにだけ報酬が与えられるような仕組みになっています。
プラットフォームがブロックチェーンゲームやメタバースなどの開発がしやすい
DAppsの開発やメタバースなどにはプログラマーの力が不可欠です。
ですので、プラットフォームでの開発のしやすさというのは、大事なポイントとなってきます。
クレイトンでは、メインネットが高いパフォーマンスを発揮し、オープンソース化していて、コミュニティも盛んであり、資金の支援も潤沢であるという開発環境を整えています。
DAppsの代わりにbAppを採用していて、専門知識を持っている人以外でもブロックチェーンの技術を活用できるようになっています。
クレイトン(KLAY)の今後
クレイトンの将来性について、挙げておきたいと思います。
多くの企業との提携
クレイトンには、ガバナンスの評議会というエコシステムを支える企業で作られた組織があります。
この評議会では、ノードのネットワークの運用・管理や、基本的な構造や新機能、資金調達、取引手数料などの運絵方針の決議を行います。
提携企業はBINANCE、LG Electronics、UnionBank、などの大手企業が名を連ねています。
ガバナンスにさまざまな企業が参加しているからこそ、安心して利用できると言えるでしょう。
カカオトーク上での使用の期待
クレイトンを開発しているのは、カカオトークの運営の子会社です。
今後は、LINEのLINEコインのようにカカオトーク上で使用出来るようになると思われます。
そうなれば、需要は上昇していくことは間違いないでしょう。
NFT事業の展開
クレイトンでは、クラファースペースと呼ばれるNFTプラットフォームを手掛けています。
クラファースペースにはNFTに関する多くの機能が備わっており、多くの企業に注目されています。
2022年の6月にはNFTマーケットプレイスの大手、オープンシー(OpenSea)と提携して、アジアにおけるNFTの成長と採用を加速させることが発表されています。