仮想通貨(暗号資産)エンジンコイン(ENJ)の特徴
「エンジンコイン(ENJ)」は、NFTのプラットフォームの「Enjin platform(エンジンプラットフォーム)」上で利用される仮想通貨(暗号資産)です。
シンガポールで誕生したエンジン(Enjin)社によって生み出されたもので、イーサリアムをベースとしています。
今回は、この「エンジンコイン(ENJ)」について解説していきたいと思います。
エンジンコイン(ENJ)のアウトライン
発行上限 | 10億枚 |
特徴 | オンラインゲームで使用 |
発行開始 | 2017年11月 |
コンセンサスアルゴリズム | プルーフ・オブ・ワーク |
マイクロソフトやサムスンなど、世界的大企業も支援している注目のコインです。
エンジンコインは「NFT(非代替性トークン)」の作成が可能で、オンラインゲーム内のアイテムやキャラクターなどを売買することが出来ます。
すでに数十種類以上のオンラインゲームで使用されていて、ユーザー数も数千万人以上います。
エンジンコイン(ENJ)の特徴
エンジンコインの特徴を挙げていきます。
気軽にNFTを作成し販売できる
エンジンプラットフォームの大きな特徴として、ゲーム・アート・音楽などのNFTを、専門知識なしで発行出来ることが挙げられます。
エンジンプラットフォームを利用すれば、ゲームなどに専門知識がなくてもNFTやスマートコントラクトが導入出来ます。
メルティング機能の実装
エンジンプラットフォームには「メルティング機能」というものが搭載されています。
メルティングとは、ブロックチェーン上にあるNFTのデータを溶解し、エンジンコインを抽出できる機能です。
NFTは、作品によっては高額で取引されるケースもありますが、全く購入されない場合もあり、そのような時に、不要となったNFTデータをエンジンコインに戻す作業が出来ます。
このように、エンジンコインに戻すことにより、効率よく他の資産に移し替えることが可能になります。
既存ユーザーの多さ
エンジンプラットフォームは、オンラインゲームで有名です。
すでに、数十種類ものゲームが公開されていて、そのユーザー数は数千万人とも言われています。
特に人気なのは、「マインクラフト」のEnjin版の「エンジンクラフト(EnjinCraft)」です。
「マインクラフト」は、すでに億を超えるプレイヤーがいる大人気ゲームです。
「エンジンクラフト(EnjinCraft)」では、NFT化された土地やアイテムなどをプレイヤー同士が売買したりしています。
まさに、「Play to Earn(プレイトゥアーン)」により、遊びながらお金を稼ぐことが可能になっていて、ユーザー数が非常に多い状況を作り出しています。
エンジンコイン(ENJ)の今後
エンジンコインの将来性を見ていきます。
世界的大企業との提携
エンジンコインは、今までに、ソフトウェア開発で世界ナンバーワンの「マイクロソフト」や有名なスマホブランド「Galaxy」の「サムスン電子」などと提携しています。
日本では、デジタルエンタメカルチャーに力を入れている「エイベックス・テクノロジーズ」などとも提携しています。
今後も新たな大手企業との提携が続くと思われます。
NFTゲーム市場の拡大
エンジンコインは、NFTゲームで遊ぶことも出来るプラットフォームですので、今後のNFTゲーム市場の成長によって、一気にその力を拡大させていくことでしょう。
NFTゲームは、まだまだ未成熟なゲーム市場です。
既存のゲームに取って代わるような動きが出ても、おかしくはありません。
その動向に仮想通貨(暗号資産)業界のみならず、ゲーム業界も大きく注目されています。