仮想通貨(暗号資産)デジバイト(DGB)の特徴

仮想通貨(暗号資産)デジバイト(DGB)の特徴

仮想通貨(暗号資産)の業界は、まだまだ新しい分野です。

仮想通貨(暗号資産)で最も有名なビットコインは2009年に誕生し、それから約15年程しか経っていません。

そして、このビットコインを筆頭に、数多くの仮想通貨(暗号資産)が独自性を持ち得て誕生し、現在では20000種類近くの仮想通貨(暗号資産)が存在します。

その中で、古株的な存在として期待され続けている仮想通貨(暗号資産)があります。

それが「デジバイト(DGB)」です。

今回はこの「デジバイト(DGB)」について解説していきたいと思います。

デジバイト(DGB)のアウトライン

発行上限210億枚
特徴オープンソースブロックチェーン
発行開始2014年1月
コンセンサスアルゴリズムプルーフ・オブ・ワーク

デジバイト(DGB)はビットコインを順当に進化させた性能が特徴であり、ビットコインよりも高速なブロック生成・高い攻撃耐性・安定したマイニング難易度が特徴です。

元々ビットコインのフォークコインとして生まれ、速度・安全性・容量を改善することを目的とした修正版ビットコインを目指しています。

デジバイト(DGB)の特徴

デジバイト(DGB)の特徴を挙げていきます。

複数のマイニングアルゴリズムによる高いセキュリティ

デジバイト(DGB)のコンセンサスアルゴリズムはビットコインと同じ「プルーフ・オブ・ワーク」を採用していますが、マイニングアルゴリズムは、ビットコインと異なる点があります。

一般のブロックチェーンでは実装されているマイニングアルゴリズムは1つですが、デジバイト(DGB)はマイニングを行う際に5つのアルゴリズムを採用しており、マイナーはこの5つの中から好きなものを選んでマイニングする事が可能となっています。

それぞれのアルゴリズムごとにブロックチェーンが存在し、各20%ずつに分散されています。

そして、アルゴリズム毎に採掘難度調整等も行われます。

アルゴリズムが5つに分かれていることによって、「51%攻撃」などの攻撃に対するセキュリティが高いことがわかります。

1ブロック毎に採掘難度調整

デジバイト(DGB)はアルゴリズム毎に「DigiShield」という採掘難度調整等が行われます。

「DigiShield」により、ブロック生成の際に直前のブロック生成におけるハッシュレートから採掘難度調整を行うので、絶妙なバランスで採掘難度を維持できます。

これにより、ビットコインで懸念されるブロック報酬減少を低く抑えることが可能です。

Segwitを初期に採用

デジバイト(DGB)はセグウィットを最初に実装した仮想通貨(暗号資産)です。

ビットコインはブロックサイズが小さいことで、取引量の増加により送金詰まりが起こりました。このスケーラビリティの問題の解決策の1つが「セグウィット」です。

デジバイト(DGB)では2年ごとにブロックサイズを2倍に拡大する特別なコードが埋め込まれています。

これにより、スケーラビリティの問題に先手で対策を打っています。

デジバイト(DGB)の今後

デジバイト(DGB)の将来性について挙げておきたいと思います。

スマートコントラクト機能の搭載

「DIGUSIGN(ディグサイン)」というスマートコントラクト機能を搭載しています。

スマートコントラクト機能は法律や医療・貿易など多くの分野で活用が期待されています。

これにより活用の幅が広がることが予想されます。

ボランティア運営

「DigiByte Awareness Team」というボランティアグループが、広告宣伝活動を担当しています。

気がかりなのは、ボランティアグループだということで、これにより認知度が思うように進展しなかったり、場合によっては開発も遅れることがあるということです。

商業として割り切って運営出来ると、この懸念も払拭出来るとは思います。