仮想通貨(暗号資産)コンパウンド(COMP)の特徴

仮想通貨(暗号資産)コンパウンド(COMP)の特徴

仮想通貨(暗号資産)のレンディングを提供するサービスやプラットフォームは多くなってきました。

その中でも人気もあり注目度も高いのが「コンパウンド(COMP)」です。

今回はこの「コンパウンド(COMP)」について解説していきたいと思います。

コンパウンド(COMP)のアウトライン

発行上限1000万枚
特徴レンディング特化のDEX
発行開始2018年9月

コンパウンドはDeFi(分散型金融)のためのプラットフォームであり、DEX(分散型取引所)でもあります。

そこで使用されるガバナンストークンが仮想通貨COMPトークンです。

COMPトークンは、イーサリアムのブロックチェーン上に構築されたERC-20トークンとなっています。

現在、コンパウンドでは約20種類の通貨を取り扱っており、24時間いつでも貸し借りを行うことが可能です。

24時間の取引量は約100億円を超えており高い流動性を確保しています。

コンパウンド(COMP)の特徴

コンパウンド(COMP)の特徴を挙げていきます。

大手のDeFiプロトコル

DEXでは資金のロックされた金額が大きくないとレンディングは成立しません。

ユーザー側は流動性がないと金利を得ることが難しくなります。

コンパウンドのロック額はかなり大きくマーケット全体の20%近くを占めることがあります。

スマートウォレットのInstaDapp

「InstaDapp」とは、DeFiでの資産管理をより簡単にしてくれるスマートウォレットです。

また、「InstaDapp」はレバレッジを簡単に効かせることができるツールでもあります。

それぞれのリスクの取り方に応じて利用者は担保率を設定し、その担保率の範囲内で自動的にレバレッジを利かせて簡単にレンディングすることが可能になっています。

本来はレバレッジはリスクがありますが、価格変動リスクの小さいステープルコイン同士のやりとりをメインにすることでユーザーへ浸透させています。

ちなみに「InstaDapp」では、レバレッジを表記することなく「Maximize COMP mining」(マキシマイズ・コンプ・マイニング)というネーミングにしています。

コンパウンド(COMP)の今後

コンパウンド(COMP)の将来性について挙げておきたいと思います。

相互運用するプロジェクト『Gateway』

コンパウンドは異なるブロックチェーン技術の仮想通貨(暗号資産)と相互運用するプロジェクト「Gateway」を発表しています。

イーサリアムのガス代の高騰が問題になった経緯もあり、ガス代が安いブロックチェーン技術に注目が集まりだしました。

「Gateway」はイーサリアムのガス代より安いソラナやポルカドットといった仮想通貨(暗号資産)と相互運用し、異なるブロックチェーン技術でも運用出来るように進めています。

ユーザーにとっては安い手数料でより高速処理が出来るのでメリットになります。

大手企業からの資金調達

Coinbase・Polychain Capital・Dragonfly Capital・Paradigmといった大手企業やベンチャーキャピタルから資金調達が出来ています。

また、大手投資会社の投資信託検討リストに入っていることも一つの信用材料になっています。