仮想通貨(暗号資産)の最新時価総額ランキング

仮想通貨(暗号資産)の最新時価総額ランキング

仮想通貨(暗号資産)の価値を知るためのモノの一つに、「時価総額」が挙げられます。

「時価総額」は、仮想通貨(暗号資産)の需要や信用具合を表します。

ですので、仮想通貨(暗号資産)の取引で、どの通貨を取引するか迷った場合、時価総額で選択するという方法もあります。

今回は、2022年4月現在の仮想通貨(暗号資産)の、「時価総額ランキング」を見ていきたいと思います。

仮想通貨(暗号資産)の2022年4月度 時価総額ランキングベスト5

順位仮想通貨(暗号資産)時価総額
1位ビットコイン(BTC)約107兆3000億円
2位イーサリアム(ETH)約51兆4700億円
3位テザー(USDT)約10兆100億円
4位バイナンスコイン(BNB)約9兆26億円
5位USDコイン(USDC)約6兆3300億円
                                            引用元:CoinMarketCap

1位は仮想通貨(暗号資産)の王者のビットコインです。

ダントツの1位で、2位のイーサリアムにダブルスコアの差をつけるという結果です。

3位以降は大きな差は今のところなく、ビットコインとイーサリアムが存在感を示しているという状態です。

1位 ビットコイン(BTC)

仮想通貨(暗号資産)をよく知らない人でも、ビットコインぐらいは知っているように、仮想通貨(暗号資産)の代表的な存在です。

その時価総額はズバ抜けています。

仮想通貨(暗号資産)の中でも最初に作られたものであり、知名度も高く安定していることから、初心者が安心して取引ができる仮想通貨(暗号資産)です。

最近は決済通貨として、徐々に普及していて、実店舗やネットショッピング等でも利用ができるようになってきています。

今後も1位の牙城が崩れることは、そうないでしょう。

2位 イーサリアム(ETH)

1位のビットコインには及ばないものの、3位以下を大きく引き離して2位に君臨しています。

イーサリアムは、スマートコントラクトの技術を導入していて、あらゆる取引がブロックチェーン上で行うことができることが特徴です。

この仕組みを活かして、「DeFi」と呼ばれる分散型金融のシステムのプロジェクトも複数出来上がっています。

さらに、今話題のNFT分野でもイーサリアムを使用することもあり、その需要は高まっており、3位以下に沈むということは、現段階ではなかなか考えられません。

3位 テザー(USDT)

テザーは、米ドルと連動した「ステーブルコイン」と呼ばれるもので、他の仮想通貨(暗号資産)とは異なる仕組みです。

1ドルあたりが大体1USDTになるように、固定されたレートになっています。

米ドルの価格と連動しているので、安定性が高いというのが特徴です。

テザーは、今後スマートコントラクトの機能を実装するということも発表されています。

値動きによる利益は、あまり見込めないものの、安心して取引が出来るという点は、リスクが少ないので扱いやすい仮想通貨(暗号資産)です。

4位 バイナンスコイン(BNB)

バイナンスコインは、世界最大級の仮想通貨(暗号資産)の取引所のバイナンスの独自のトークンです。

取引所のトークンとしてはダントツの人気で、他の有名な仮想通貨(暗号資産)を抑えて時価総額4位となっています。

バイナンスコインを使用することによって、バイナンス内の仮想通貨(暗号資産)の取引時の手数料が割り引かれます。

また、仮想通貨の端数が残ってしまった時に、このバイナンスコインに両替することができ、無駄を作らないというのもメリットです。

さらに、スマートコントラクトを実装した「BSC」というブロックチェーンがあり、イーサリアムと比較すると、処理速度も手数料にも分があります。

BSCを利用したDeFiも多く開発されていて、ブロックチェーン全体の量では、イーサリアムに次に大きいと言われています。

このBSCを利用する際に、バイナンスコインが利用されています。

そして、定期的に運営側がバイナンスコインの一部を処分(バーン)することで、総量を減らし、価値を高めるといった工夫もされています。

バイナンスの営業利益が上がればバーンされる仕組みなっており、最終的には、発行枚数の半分ほどまで減らす予定とも言われています。

5位 USDコイン(USDC)

テザーと同じく、「ステーブルコイン」の一つになります。

ドルペッグで米ドルの価格に連動して安定的にレートが変動します。

つまり、1ドルあたりが約1USDCになるということです。

よく、テザーと比較されますが、USDコインは、バックに大手金融企業のゴールドマン・サックスの存在があり、NY州からも仮想通貨(暗号資産)の事業の許可も得ていることもあり、信頼性がテザーよりあると言えるでしょう

さらに、世界的に有名な大手会計事務所が監査を行い、資産保有証明書も公開しています。

テザーより、取り扱う取引所が少なかったり、取引所の通貨ペア数も少ないですが、この信頼性から、今後時価総額は、逆転する可能性も秘めています。

信頼性がある通貨で選択すべし

数千種類も存在する仮想通貨(暗号資産)の中から、一発逆転が狙える、期待値が高い通貨を選びたくなる気持ちはわかりますが、その選択は難しいものです。

元々値動きがある仮想通貨(暗号資産)ですから、これからの期待値も大切ですが、

「信頼が置けるか?」という視点で選択基準をもった方が、リスクは確実に減らせます。

となると、時価総額や取引額が大きい通貨が自動的に候補に上がってくることでしょう。

また、スマートコントラクトがトレンドであることを鑑みて、このシステムを実装している、他にはない特徴がある、というところも含めて考えると、ランキング外にも多くの有望な通貨があるとも言えます。