仮想通貨(暗号資産)ロケットプール(RPL)の特徴

仮想通貨(暗号資産)ロケットプール(RPL)の特徴

仮想通貨(暗号資産)には様々な機能を持ったトークンが発行されていますが、あるものに特化したトークンというのも多く存在します。

イーサリアムの固有トークンであるETHのステーキングに特化した「ロケットプール(RPL)」というものがあります。

少し毛色が変わってはいるものの、注目されつつある通貨の「ロケットプール(RPL)」について、今回は解説していきたいと思います。

ロケットプール(RPL)のアウトライン

特徴ETH2.0用のステーキングプロトコル
発行開始2016年
コンセンサスアルゴリズムプルーフ・オブ・ステーク

「Rocket Pool」は、イーサリアム2.0用のステーキングプロトコルで、イーサリアム向けのステーキングプールを担っています。

RPLトークンは、ステーキングプールの「Rocket Pool」が発行する独自仮想通貨(暗号資産)通貨で、ガバナンストークンとして利用されています。

ステーキングプロトコル

ステーキングをする仕組みや資金管理を参加者で共有するためのルールを指します。

ステーキングプール

不特定多数のユーザーの仮想通貨(暗号資産)を使ってステーキングし、利益を分配するサービスを指します。

個人が単独でステーキングするよりも、資金的および技術的なハードルが低いのが特徴です。

ロケットプール(RPL)の特徴

ロケットプール(RPL)の特徴について挙げていきます。

分散型のステーキングプール

ロケットプールは、「プルーフ・オブ・ステーク」におけるステーキングをより手軽に行えるように分散型のステーキングを提供しています。

本来、イーサリアムでステーキングするには、ノードを運用しながら、ブロックチェーンにETHを預け入れる必要があります。

ですが、Rocket Poolを利用すれば少額でステーキングが可能で、ノードを運用する必要もありません。

rETHトークンの利用

RocketPoolを使ってステーキングする方法には「rETH」をステーキングする方法があります。

「rETH」はミニプールに流動性を与えるためのトークンで、0.01ETHから参加できます。

そして、間接的にバリデータノードへの参加を意味することになります。

このことにより、高利回りなステーキング用トークンとして機能します。

バリデータノード

ブロックチェーンに記録されたデータの正しさをチェックする役割を持ったノードを指します

ロケットプール(RPL)の今後

ロケットプール(RPL)の将来性について挙げておきたいと思います。

クロスチェーンに対応予定

ロケットプールは、将来的に、イーサリアムのブロックチェーンのみならず、他のブロックチェーンにも対応予定です。

このことによって、多くの仮想通貨(暗号資産)に対応したステーキングプールを提供できます。

スケーラビリティ問題の解決

ロケットプールは、イーサリアム2.0が採用するアルゴリズムに対応しているので、ステーキングプールが提供出来ます。

この導入によってイーサリアムのネットワークはスケーラビリティが向上し、より高速な取引処理が可能になっています。

そのため、Rocket Poolはステーキングプールの需要の高まりに対応することが出来るので、将来的に需要が高まると言われています。