仮想通貨(暗号資産)フロウ(FLOW)の特徴
NFT関連の仮想通貨(暗号資産)の投資で、注目すべき通貨に「フロウ(FLOW)」があります。
「フロウ(FLOW)」は、NFTゲームを多数開発する「DapperLabs」が開発元となっているブロックチェーンで、多くの投資家から注目を集めているコインです。
今回は、この「フロウ(FLOW)」について解説していきたいと思います。
フロウ(FLOW)のアウトライン
発行上限 | 1,344,157,523枚 |
特徴 | マルチノード構成 |
発行開始 | 2021年1月 |
コンセンサスアルゴリズム | ホットスタッフ(HotStuff) |
フロウは、NFTやブロックチェーンゲーム、DApps(分散型アプリケーション)の構築のための高性能ブロックチェーンです。
フロウを開発しているのは、「DapperLabs」というNFTスタートアップ企業です。
この企業は「CryptoKitties」や「NBA Top Shot」などのNFTプロジェクトを開発した企業でもあります。
元々イーサリアムブロックチェーンを利用して、NFTプロジェクトの開発を行なっていました。
しかし、イーサリアムブロックチェーンはスケーラビリティに関する問題点等がネックであったため、より利用しやすいブロックチェーンとして、フロウを開発しました。
フロウ(FLOW)の特徴
フロウの特徴を挙げていきます。
マルチノード構成
フロウでは4つの役割分担をすることで処理能力を高めています。
収集ノード(Collection Nodes)
ネットワークの帯域幅が最適化されたノードが分割して、処理能力を向上させます。
コンセンサスノード(Consensus Nodes)
HotStuffというコンセンサスアルゴリズムを用いて、プルーフ・オブ・ステークと同様の方式でブロックを作成します。
実行ノード(Execution Nodes)
取引の容量増加とスピード改善の役割を担います。
検証ノード(Verification Nodes)
実行された作業の整合性を確認します。
シャーディングが不必要
普通のブロックチェーンでは、シャーディングがと呼ばれるネットワークの負荷分散を行う必要があります。
しかし、それによって、双方向性が複雑になりやすく、ゲームなどの複雑なアプリケーションではエラーが発生するデメリットがありました。
ですが、フロウの場合マルチノード構成のために、シャーディングを使用しないことでスマートな処理を行えるようになっています。
スマートコントラクトのアップグレードが可能
スマートコントラクトは、基本的に一度展開されると以後は変更できません。
修正したくても出来ないというデメリットがあります。
フロウでは、スマートコントラクトをβ版としてネットワーク上に展開することが出来ます。
本格的に運用する前に試しに運用することが出来て、修正があれば修正が出来るという点は大きなメリットと言えるでしょう。
フロウ(FLOW)の今後
フロウの将来性について挙げておきたいと思います。
サポート企業からの支援
フロウは多くの世界的企業から支援を受けていますので、プロジェクトの長期的な成長が期待できます。
Googleの投資部門である「グーグルベンチャーズ(Google Ventures)」、世界最大の電子メーカーの「サムスン(Samsung)」、世界的規模の仮想通貨(暗号資産)の取引所の「コインベース(Coinbase)」など、そうそうたる企業がサポートしています。
NBA TOP SHOTからの発展
「NBA TOP Shot」のNFTのデジタルトレーディングカードは、各トレーディングカードに選手たちのプレー動画が記録されていて、大流行しました。
その次の仕掛けとして、NBAのチームとデジタルシーズンパスを導入しています。
リアルタイムで商品がプレゼントされる企画なども導入されているようです。
今後は、NBAのみならず、アメリカンフットボールのNFL、総合格闘技団体のUFCなどとも提携して、拡大成長が著しいNFT分野にどんどん進出していく方向があります。