仮想通貨(暗号資産)ニアプロトコル(NEAR Protocol)(NEAR)の特徴

仮想通貨(暗号資産)ニアプロトコル(NEAR Protocol)(NEAR)の特徴

「ニアプロトコル(NEAR Protocol)(NEAR)」は、イーサリアムの代替技術とも言われているdAppsの次世代プラットフォームです。

ブロックチェーン技術により様々なdAppsの開発が可能になりましたが、マイニング負荷の環境破壊やスケーラビリティ問題が大きな課題となっていました。

「ニアプロトコル(NEAR Protocol)(NEAR)」は現在仮想通貨(暗号資産)が抱えている問題を解決できる伸びしろを秘めています。

今回は、この「ニアプロトコル(NEAR Protocol)(NEAR)」について解説していきたいと思います。

ニアプロトコル(NEAR Protocol)(NEAR)のアウトライン

発行上限10億枚
特徴エコで高速取引・低手数料
発行開始2020年4月
コンセンサスアルゴリズムスレショルド・プルーフ・オブ・ステーク(TPoS)

ニアプロトコル は、システムの設計法、アプリケーションの構築法、Web自体の動作法を変更する可能性のある、分散型アプリケーションのプラットフォームです。

DAppsを作成する上でのインターフェースや、作成しやすさ、作成者の収益化にこだわって作られたブロックチェーンです。

また、シャーディングという技術を適用しており、従来のブロックチェーンよりも早く、低い手数料で取引を行うことができます。

ニアプロトコル(NEAR Protocol)(NEAR)の特徴

ニアプロトコルの特徴を挙げていきます。

取引の高速化・低手数料・環境に優しい

シャーディングという技術(取引の検証を並列して行う技術)を利用してスケーラビリティ問題を解決しながら低手数料を実現しています。

シャーディング自体は、他の通貨でも利用されており、処理速度を上げるために効果的な技術ですが、ニアプロトコルが採用しているシャーディングは、独自の技術で、処理速度が非常に優れています。

また、環境に関する認証も取得していて、環境にダメージを与えにくいブロックチェーンとして認められています。

ユーザー目線のブロックチェーン

ユーザーの使いやすさにこだわったブロックチェーンとなっています。

他の仮想通貨(暗号資産)ではアプリやウォレットなどが使いにくいものが多いですが、ユーザーに使いやすく設計されていることは、選択肢の大きなカギとなります。

イーサリアムとの互換ブリッジ機能

ニアプロトコルとイーサリアム間で互換するブリッジ機能があるため、イーサリアムの資産をニアプロトコルで、ニアプロトコルの資産をイーサリアムで利用することが可能です。

イーサリアムのガス代の高騰は問題であるために、このブリッジ機能はメリットと言えるでしょう。

コンセンサスアルゴリズムにTPoSを導入

コンセンサスアルゴリズムに「スレショルド・プルーフ・オブ・ステーク(TPoS)」を採用しています。

基本は「プルーフ・オブ・ステーク」なので、ニアトークンの保有量でバリデータは決定されますが、全参加者の保有量から指定の公式に基づいて計算された基準を上回っていれば、ブロックの生成・承認に参加できる仕組みとなっています。

保有量が多い参加者の影響力が大きくなってしまわないように、できるだけ多くの人が公平に意思決定に参加出来るように考案されたアルゴリズムです。

バリデータ

ブロックの生成や取引を検証し承認するノード(端末)を指します

ニアプロトコル(NEAR Protocol)(NEAR)の今後

ニアプロトコルの将来性について挙げておきたいと思います。

DeFi特化型のファンドの立ち上げ

DeFiに特化したファンドを立ち上げています。

このファンドの資金は、エコシステムの応用への取り組みに分配されます。

このエコシステムの開発が活況になれば、知名度もさらに高まるはずです。

NFTに積極的

NFTにも積極的に展開していて、NFTのマーケットプレイスがニアプロトコル上で展開されています。

NFTは間違いなくこれからも普及していくので、期待が持てるところです。

開発者がトップレベル

世界トップレベルのプログラマーなどで構成されたチームで運営しています。

他の仮想通貨(暗号資産)の開発者ももちろん優秀でしょうが、さらに上のハイレベルでの技術者がいるということは、心強いと言えるでしょう。