仮想通貨(暗号資産)SKALE(SKL)の特徴
仮想通貨(暗号資産)と言えば、ビットコインがまず挙げられると思いますが、実用性・拡張性から言えば、仮想通貨(暗号資産)をかじったことがあれば、イーサリアムがまず先に思い浮かべることでしょう。
このイーサリアムに拡張性ももたらすために設計されたのが、「SKALE(SKL)」です。
今回は、この「SKALE(SKL)」について解説していきたいと思います。
SKALE(SKL)のアウトライン
発行上限 | 70億枚 |
特徴 | イーサリアムベースのスケーラビリティソリューション |
発行開始 | 2020年 |
コンセンサスアルゴリズム | プルーフ・オブ・ステーク |
SKALE(SKL)は高い処理速度と低遅延を実現するための分散型クラウドを提供しています。
SKALE Networkは、ゲーム・DeFiや性能の高いアプリといった高パフォーマンスが求められる場面でも、使いやすく整備されたリソースを提供することを目標にしています。
また、EVMと互換性があり、やトランザクション処理性能、ストレージ容量、強度なセキュリティ機能、ネットワークサイズなども構築可能となっています。
SKALE(SKL)の特徴
SKALE(SKL)の特徴を挙げていきます。
必要に応じたブロックの生成
SKALE Networkでは、必要があった場合のみにブロックを生成できるので、必要がない時はコンピューターを休息に充てられます。
仮想通貨(暗号資産)では取引を行うためにブロックを生成する必要があり、通常ビットコインなどでは、10〜15秒ほどでブロックが生成され続けます。
そのため、コンピューターを常に稼働させ続ける必要があり、膨大なコストがかかっていました。
ですが、SKALE Networkであれば、ブロックを生成しない時はコンピューターを稼働させずに済むので、コストを大幅に削減することが可能です。
このことにより、環境に配慮できることもメリットと言えるでしょう。
ガス代が抑えられる
SKALE Networkでは、ガスの手数料がかからないため、送金を安いコストで行えます。
イーサリアムでは、利用者が多い場合はガス代を高く支払った人が優先的に取引できたので、手数料が高騰しました。
SKALE Networkは、データ処理の負荷を各コンテナで行うため、特定の処理量に達するまでは手数料がかかりません。
セキュリティが高い
SKALE Networkは、ランダムでノードを割り当てるため、高い安全性を有しています。
ネットワークにつながっている端末がお互いに監視しているため、高い安全性を誇っています。
SKALE(SKL)の今後
SKALE(SKL)の将来性について挙げておきたいと思います。
SKALE Networkの利用拡大
SKALE Network(SKL)を利用するプロジェクトを発表する企業が出てきています。
現在でも、バトルゲームをリリースしている「CryptoCrusades」が、SKALE Networkを利用しています。
ゲームの戦闘システムやグラフィックが、ブロックチェーン上で開発されています。
特定のトランザクション量まではガス代がかからず、ブロックをスムーズに生成でき処理が速いということで、今後も利用は増えていくことでしょう。
提携企業の増加
大手企業や団体との提携も進んでいます。
「ConsenSys」と提携しており、イーサリアムのエコシステムの拡大に貢献しています。
また、「Chainlink」とも提携し、より効率的なオラクルソリューションを提供しています。