仮想通貨（暗号資産）BUSDの特徴
「Binance USD（BUSD）」は、世界最大の仮想通貨（暗号資産）取引所「BINANCE」と「Paxos社」が発行しているステーブルコインです。
「テザー（USDT）」や「USDコイン（USDC）」に次ぐの3番目の時価総額ランキングに名を連ねるステーブルコインで、仮想通貨（暗号資産）全体のランキングでもトップ10に入っています。
取り扱い取引所は上位2つのステーブルコインより少ないものの、利便性の高さと豊富な流動性で高い人気を誇っています。
今回は、「Binance USD（BUSD）」について解説していきたいと思います。
Binance USD（BUSD）のアウトライン
| 発行上限 | 上限なし |
| 特徴 | ステーブルコイン |
| 発行開始 | 2019年9月 |
| コンセンサスアルゴリズム | プルーフ・オブ・リザーブス |
BUSDは、フィアット通貨を裏付け資産として発行されたステーブルコインです。
BUSDの裏付け資産には、保険付きの銀行に保管された米ドルと、米国債が使用されており、米ドルに完全にペッグした仕様になっています。
特定の水準に固定もしくは変動を極小幅に限定することを指します
BUSDの発行元である「Paxos社」は、世界トップクラスの監査会社の「Withum」に監査依頼をしており、毎月のレポートを公開していることから、裏付け資産に対する信頼を得ています。
Binance USD（BUSD）の特徴
BUSDの特徴を挙げていきます。
高速で低料金な取引
BUSDは、バイナンススマートチェーン（BSC）上に発行されていますので、高速で低料金な取引が出来ます。
バイナンス独自のトークンであるバイナンスコイン（BNB）と合わせて使用することで、手数料を最小限に抑えることが出来ます。
パンケーキスワップなど、バイナンススマートチェーンを利用していれば、その恩恵はかなりのものとなります。
高利回りで安定している
BUSDは、バイナンスの取引所で高利回りな運用が出来ます。
運用方法には、数種類あり、元本保証で運用が出来ることに加えて、年利数％～10％ぐらいの高利回りでの運用が可能になっています。
BUSDはステーブルコインですから、値幅の変動が少なく元本保証であれば、かなりリスクを抑えた運用が可能になります。
バイナンスでの取引では手数料を必要としないのもメリットです。
Binance USD（BUSD）の今後
BUSDの将来性について挙げておきたいと思います。
NY州金融サービスの認可
BUSDは、払い戻しに対応できるだけの裏付け資産があると認められているので、ニューヨーク州金融サービス局の認可を得ています。
裏付け資産があるということは、確実に払い戻しがされるということなので、ユーザーも安心して取引ができるということになります。
取引所のバイナンスのユーザー数の増加
BUSDの取引のほとんどは、バイナンスで行われています。
今や世界のトップとなった取引所ですから、仮想通貨（暗号資産）の認知度の高まりに連れて、確実にユーザー数は増えてくるでしょう。
その中で、ユーザーにメリットだらけのステーブルコインのBUSDは、今後も時価総額を伸ばしてくると思われます。
国が発行している法定通貨全般を指します