仮想通貨(暗号資産)の「ホワイトリスト」とは?わかりやすく解説します
仮想通貨(暗号資産)に投資をしようと思っても、
「ビットコインしか知らないので、よくわからない」
「詐欺もあるので怖い」
というイメージを持たれている投資家も多くいるようです。
そこで知ってもらいたいのが、「ホワイトリスト」です。
「ホワイトリスト」に入っている仮想通貨(暗号資産)は信頼性や安全性が高いです。
今回は、この「ホワイトリスト」について解説していきたいと思います。
ホワイトリストとは
ホワイトリストとは、金融庁に登録されている国内の取引所で取り扱っている、安全に取引可能な仮想通貨(暗号資産)のリストを指します。
2017年に改正資金決済法が施行されて、仮想通貨(暗号資産)の取引所が金融庁の登録制になりました。
その後、国内で取り扱う仮想通貨(暗号資産)に関して、金融庁の認定業界団体の「日本暗号資産交換業協会」に登録されることになりました。
ホワイトリストに登録されている仮想通貨(暗号資産)は、審査を行って、協会が承認しているので、一定の信頼性や安全性があるということが出来ると言えます。
ですので、これから始めるということであれば、ホワイトリストにあるものから選択すると良いということになります。
ホワイトリストに登録されている仮想通貨(暗号資産)一覧
現在ホワイトリストに登録されている仮想通貨(暗号資産)は、50種類ほどあります。
その一覧をシンボルのアルファベット順で下記に挙げておきます。(2022/4/30現在)
なお、すべての取引所で扱われているわけではありません。
- ADA(エイダコイン)
- ATOM(コスモス)
- BAT(ベーシックアテンショントークン)
- BCH(ビットコインキャッシュ)
- BOBA(ボバ)
- BTC(ビットコイン)
- CICC(カイカコイン)
- COT(コスプレトークン)
- DAI(ダイ)
- DEP(ディープコイン)
- DOGE(ドージコイン)
- DOT(ポルカドット)
- ETC(イーサリアムクラシック)
- ETH(イーサリアム)
- ENJ(エンジンコイン)
- FCT(ファクトム)
- FSCC(フィスココイン)
- FTT(エフティーティー)
- HT(フォビトークン)
- IOST(アイオーエスティー)
- JMY(ジャスミー)
- LINK(チェーンリンク)
- LN(リンク)
- LSK(リスク)
- LTC(ライトコイン)
- MKR(メイカー)
- MONA(モナコイン)
- NCXC(ネクスコイン)
- OKB(オーケービー)
- OMG(オーエムジー)
- ONT(オントロジー)
- PLT(パレットトークン)
- QASH(キャッシュ)
- QTUM(クアンタム)
- RYO(こばん)
- SOL(ソル)
- TRX(トロン)
- XCP(カウンターパーティ)
- XEM(ネム)
- XLM(ステラルーメン)
- XRP(リップル)
- XTZ(テゾス)
- XYM(シンボル)
- ZAIF(ザイフ)
- ZEN(ゼン)
- ZPG(ジパングコイン)
ホワイトリスト入りの影響
仮想通貨(暗号資産)がホワイトリスト入りするということは、金融庁が国内取引所で取り扱っても問題ないと判断したことになります。
ですので、一つの取引所しか取り扱いがなかった仮想通貨(暗号資産)が、ホワイトリスト入りしたことで、複数の取引所で取り扱いになり、投資家から注目されてレートが上昇することがよくあります。
ホワイトリスト入りは絶対に買いか?
ただし、ホワイトリスト入りの通貨であっても絶対にレートが上昇するとは限りません。
当初より開発が進展しなければ下がる可能性もありますし、仮想通貨(暗号資産)のマーケット自体が低調であれば、上昇の芽が出てこない可能性もあります。
金融庁も、推奨したり、価値を保証したりするものではない、ということをハッキリと明記しているので、ホワイトリスト入りをした裏付けがあるから、必ず価格が上昇するものではないということは理解しておきましょう。
まとめ
ホワイトリスト入りした仮想通貨(暗号資産)は、金融庁に登録された取引所で扱っている仮想通貨(暗号資産)を指して、大体安全性があるものという認識でよいです。
現に、今までも多くの仮想通貨(暗号資産)がホワイトリスト入りをしたことで上昇してきました。
ただ、投資に100%はありませんから、今後はどうなるかわかりません。
しっかりと様々な角度から情報分析を行って投資していきましょう。