仮想通貨(暗号資産)ニュートロン(NTRN)の特徴
ブロックチェーンにおいてのDAppsの構築というのは、資産価値の意味合いが薄れてきた仮想通貨(暗号資産)の分野では生命線とも言えます。
このDAppsの構築において統合アプリケーションネットワークとして存在感を表しているのが「ニュートロン(NTRN)」です。
今回は、この「ニュートロン(NTRN)」について解説していきたいと思います。
ニュートロン(NTRN)のアウトライン
発行上限 | 10億枚 |
特徴 | クロスチェーンのスマートコントラクトプラットフォーム |
発行開始 | 2023年11月 |
ニュートロン(NTRN)は、従来のブロックチェーン技術の限界を超えることを目指しています。
ニュートロン(NTRN)はコスモス(ATOM)のプロジェクトで、クロスチェーンのスマートコントラクトプラットフォームとして開発しています。
通常、DAppsは各チェーン上で運用されており、各ブロックチェーン間において相互運用性がありません。
ですが、ニュートロン(NTRN)では互換性があり、統合的なDAppsの運用が可能になっています。
ブロックチェーン技術の将来において重要な役割を果たすクロスチェーン機能は、異なるブロックチェーン間でのスムーズな相互運用を可能にして、広範なアプリの展開を実現しています。
ニュートロン(NTRN)の特徴
ニュートロン(NTRN)の特徴について挙げていきます。
コスモスハブのセキュリティを利用して50以上のブロックチェーンに対応
ニュートロン(NTRN)は、コスモスハブ(コスモス本体のブロックチェーン)のセキュリティを利用して、安全なブロックチェーン環境を提供しています。
高性能仮想マシン「CosmWasm」が用いられていて、高い相互運用性や強固なセキュリティを保っています。
そして、その相互運用性は50以上のブロックチェーンと相互運用が可能で、これらのブロックチェーンに対応したDAppsを容易に構築できるようになっています。
複数のプログラミング言語で開発が可能
ニュートロン(NTRN)では、汎用的なプログラミング言語を使って開発が出来ます。
現在「Solidity」がスマートコントラクトの開発言語として主流となっています。
「Solidity」は、イーサリアム等で利用されるスマートコントラクト専用の言語で、難しい部分もあり、開発のネックになっている部分もあります。
ニュートロン(NTRN)では、複数のプログラミング言語に対応しており、開発に取り組みやすい環境を提供しています。
ニュートロン(NTRN)の今後
ニュートロン(NTRN)の将来性について挙げておきたいと思います。
リキッドステーキングトークンが利用可能
ニュートロン(NTRN)ではリキッドステーキングトークンの利用が可能です。
「wstETH」が利用可能で、「wstETH」は「Lido Finance」が発行するリキッドステーキングトークンで、DeFiで運用して仮想通貨(暗号資産)を稼ぐことが出来ます。
「Lido Finance」は、人気のリキッドステーキングで、「wstETH」の運用に対応したことで、ニュートロン(NTRN)の利用拡大に期待が持てます。
バーンがある
ニュートロン(NTRN)にはバーン機能があります。
NTRNトークンは、トランザクション手数料の支払いに使えますが、手数料の75%はバーンされるかリザーブに送金されます。
これにより価値の上昇も期待できます。