仮想通貨(暗号資産)Ronin(RON)の特徴
ブロックチェーンゲームにおいて、独自のトークンを利用することが多いです。
ただし、イーサリアムなどでは速度の遅延やガス代の高騰が顕在化しました。
ゲームにおいては、スピードや手数料というのは、かなり大事な要因です。
このゲーム内でのトランザクション処理を効率よくスムーズに行うためのものが、「Ronin(RON)」です。
今回は、この「Ronin(RON)」について、解説していきたいと思います。
Ronin(RON)のアウトライン
発行上限 | 10億枚 |
特徴 | イーサリアムのサイドチェーン |
発行開始 | 2020年 |
コンセンサスアルゴリズム | Delegated Proof of Stake |
Ronin(RON)は、有名なブロックチェーンゲームのアクシーインフィニティ(Axie Infinity)の負荷を減らすためのサイドチェーンです。
ブロックチェーンゲームを代表するアクシーインフィニティは、イーサリアムのブロックチェーン上で開発されましたが、その人気からスピードの遅延、ガス代の高騰が問題となりました。
全世界のNFTの約15%ほどがアクシーインフィニティ関連とも言われています。
そこでアクシーインフィニティの開発元であるSky Mavis社がイーサリアムのサイドチェーンであるRoninチェーンを開発しました。
Ronin(RON)の特徴
Ronin(RON)の特徴を挙げていきます。
サイドチェーンとしてきちんと機能している
アクシーインフィニティは、全盛期のアクティブユーザー数はないものの、それでも1日30万のユーザーが実働していると言われています。
ブロックチェーンゲームでは上位に入る利用者数であり、そのスケーラビリティ問題のためにも独自のブロックチェーンが必須となりました。
Roninのチェーンでは、1日30万以上のユーザーが100件以上の取引を行っても問題ないように設計されています。
DEXのリリース
DEXの「Katana」をリリースしています。
アクシーインフィニティで利用されるトークンのファーミングももちろん可能で、「Katana」での手数料の支払いにRONトークンを使用するので、アクシーインフィニティで得られたトークンをファーミングしてRONトークンを獲得するということも出来ます。
上手くやれば年利100%ほども難しくはないでしょう。
Ronin(RON)の今後
Ronin(RON)の将来性について挙げておきたいと思います。
多くのブロックチェーンゲームとの提携予定
今後は、アクシーインフィニティだけに胡座をかくだけでなく、Roninのエコシステムを他のゲームにも活用していく予定です。
Sky Mavis社はブロックチェーンゲームの業界に対して、他のブロックチェーンゲームを構築するブロックチェーンとしてRoninのブロックチェーンが選択肢となるよう画策してます。
今のところ、ブロックチェーンゲームの中でNo1と言える成功を手にしていますので、Roninブロックチェーンの機能性を求めて多くのブロックチェーンゲームがRoninのブロックチェーンへ流れてくる可能性があります。