ビットコイン相場9月22日~9月28日の動き
ビットコインの相場を2週間振り返ってみます。
チャートの監視やトレードに関しては、私はプロトレーダーとしてして現役ですので、ぜひ、参考にしていただければと思います。
定期的に週に1回はビットコインの相場の推移を追って、今後の展望も含めて解説していきたいと思います。
なお、ファンダメンタルも多少考慮しますが、基本的にはテクニカル分析で行っていきます。
ビットコインの9月22日~9月28日の推移を振り返る
レンジ相場となりました。

最大上下幅は約75万円、落ち着いた値幅なのですが、動きは特異的です。
始値から下落、下値方向を探りながら安値を更新していきましたが、底を打った後は、上昇しました。
始値の高値付近まで上昇後再度速度が速めの下落、上昇の半値程で揉み合い、急落で安値更新、その後は細かいレンジでの推移から、上昇転換となっています。
ボラティリティーが狭いながらもクッキリとして、比較的見やすいチャートです。
ただ、トレードをリアルタイムで見ていると、かなりやりにくかったと思います。
この原因は、下落のスピードと上昇のスピードがマチマチで異なるからです。
最初の安値更新は下落トレンドというよりも、高値は変わらず安値だけ更新する、変則的な逆三角形のような形状で推移しています。
その後の上昇から下落は、同様のスピードでの動きでしたが、スピードが速くなったと思ったらストップ、短いレンジとなり急落していきました。
メリハリが効いてはいるものの、これでは、落ち着いてトレードも出来ないでしょう。
その後も神経質なレンジから、極狭のレンジに変わり、トレードは出来ない状態になり、やや大きめの動きで上昇して終値を迎えています。
値幅が小さく、これだけ多彩な動きを見せると、落ち着いたトレードは難しく、成績を安定的に出すことはかなり難しくなります。
相場に対峙すると、どうしてもトレードに前のめりになりますが、その姿勢は冷静になるべきでしょう。
不規則な動きを見せてきて、対応が困難と感じたら、素直に撤退すべきです。
「攻撃は最大の防御なり」というのは、トレードにおいては、致命的な行動になりかねません。
深呼吸でもして落ち着き、引く場面ではしっかりと退陣する選択も出来るように練習をしておきたいものです。
ビットコイン相場のこれからの展開予想
終値で上昇転換した後に、どこまで伸ばしていくかにまず注目していきます。
その目標は始値辺りです。
1700万円台まで乗せてくれば、もう1段上まで狙ってみてもいい感じです。
すぐには上昇しなくても、上昇する気配はあるので、ブレイクしてくれば乗っかってみてもいいでしょう。
引き続き、世界情勢、特にアメリカの動向には注意が必要ですので、為替取引と同じように警戒は怠らずにしておきたいものです。