ビットコイン相場6月9日~6月15日の動き
ビットコインの相場を1週間振り返ってみます。
チャートの監視やトレードに関しては、私はプロトレーダーとしてして現役ですので、ぜひ、参考にしていただければと思います。
定期的に週に1回はビットコインの相場の推移を追って、今後の展望も含めて解説していきたいと思います。
なお、ファンダメンタルも多少考慮しますが、基本的にはテクニカル分析で行っていきます。
ビットコインの6月9日~6月15日の推移を振り返る
では、6月2日~6月8日のチャートを見てみましょう。

レンジ相場となりました。
最大上下幅は、約120万円と動きはある1週間でした。
天井と底の予想もドンピシャで、不安的な状況であってもテクニカルが機能したというところでしょう。
最高値の1620万円を目指したものの、1600万円ちょうど辺りで揉み合い、そこから失速しています。
重要なサポートラインの1480万円辺りで反発してからは、細かいレンジの動きで終値まですいいしました。
この1週間のように、ピタリと相場を当てると、
「なぜそのように天底を当てることが出来るのでしょうか?」
「チャートリーディングのコツを教えて下さい!」
というようなご質問をいただくことがあります。
その気持ちはわからないではないのですが、私とていつもこのようにキレイに当てられるわけではありません。
というより、むしろ予想どおりにいかないことの方が多いでしょう。
では、どうやって利益を積み重ねているのかと言うと、立ち回り方を重視しています。
エントリーして思惑方向にいかない場合は損切りやポジションを軽くして、エントリーどおりに進んだ場合は、利確を伸ばしたりポジションを積み増したりします。
基本的なロジックはあるものの、かなり流動的に対処しているという感じです。
このように回答すると、いいように解釈をして、「自由にトレードをしていいんだ」と思うトレーダーも多いのですが、それは間違いです。
臨機応変に対応するのは、自分のロジックを確立してからにしてからでないとダメです。
そうでないと、相場のリアルな動きやプライスアクションに惑わされて、エントリーと決済を繰り返すことになり、チャートを追っかけるようなトレードとなり、利益は伸びていきません。
トレードの軸は、追っかけるより、待つトレードです。
待つトレードの方が勝率も上がっていきますので、チャートを見て、エントリーポイントを探すというよりも、しっかりと分析をして、その先にエントリーポイントがあればその準備をするという考え方を持つのがいいでしょう。
ビットコイン相場のこれからの展開予想
少し様子を見てみたい1週間です。
国外では、イランとイスラエルの軍事紛争等、地政学的リスクもはらんでいるので、相場では何が起こるかわからない状態になっています。
加えて、トランプ大統領の行動や発言、アメリカの政策金利の発表等、ファンダメンタルズでの要素も多いので警戒しておきましょう。
レンジ幅を広げて、1450万円~1620万円からどう抜けていくかというところに注目です。
レンジ内に収まれば、レンジ攻略で地道にトレードを重ねていきます。