仮想通貨(暗号資産)は危険な投資なのか?
「仮想通貨(暗号資産)の投資は、他の投資と比べて危険なので手を出さない方がよい」
ということは、ネットでも、人づてでも見たことや聞いたことはあるのではないでしょうか?
確かに、仮想通貨(暗号資産)に失敗した体験談も目にしたり聞くこともあります。
ですが、本当のところはそうでもなかったりします。
今回は、仮想通貨(暗号資産)の投資の危険性や、投資対象として成り立つのか、ということを解説していきたいと思います。
仮想通貨(暗号資産)の危険性
仮想通貨(暗号資産)で考えなければいけない危険性を挙げてみます。
株式よりも値動きが激しい
株式の場合、ストップ安・ストップ高というものが設定されているので、値動きの範囲は荒れても限られます。
ですが、仮想通貨(暗号資産)には、そのような制限はありませんので、乱高下することはよくあります。
仮想通貨(暗号資産)の種類にもよりますが、短期間でレートが半分位になるとことも珍しくありません。
ハッキングリスクがある
仮想通貨(暗号資産)はデジタル通貨なので、全てがオンライン上で完結します。
ですので、ハッキングの恐れはあります。
事実、数十億以上の大きなハッキング事件は、数年おきに起きています。
また、補償もないことが多いので、丸々資産が無くなるということも考えられます。
取引所の破綻リスクがある
仮想通貨(暗号資産)の取引所が破綻すると、一銭も戻ってこない可能性があります。
銀行には補償があるので、全てではないものの一部が戻ってきますが、仮想通貨(暗号資産)の取引所には、そのような補償制度はありません。
仮想通貨(暗号資産)の危険性の回避方法
仮想通貨(暗号資産)には、リスクはあるものの、きちんと回避すれば恐れることはありません。
その回避法を見てみましょう。
まずは情報をきちんと収集する
何でもそうですが、儲かる話にただ飛びつくだけでは、稼げるようにはなりません。
基本的な情報から知識を徐々に深めていって、運用することが大切です。
本や雑誌、ネット、SNSなど、様々な媒体を使って情報収集をしていくと良いでしょう。
特に、体系的に学ぶという意味では、本が手っ取り早いとは思います。
セキュリティー関連は面倒くさがらない
仮想通貨(暗号資産)のハッキングは不定期に起きています。
自衛は必須事項です。
取引所のIDやパスワードは、短いもの・単純なものにしない方がいいでしょう。
また、使い回しもやめたほうがいいです。
そして、どの取引所も、最近は2段階認証を取り入れていると思いますので、きちんと設定をしておきましょう。
さらに、取引所自体のハッキングリスクを避けるために、個別のウォレットを準備しておくのもリスク回避になります。
最初から大きな資金を動かさない
取引をする時に、初めのうちは慣れずに操作方法を間違える可能性もあります。
また、最初から大きな資金を動かすと、値動きの感覚もつかめないまま取引をしてしまうために、わけもわからないうちに損失を出してしまうこともあります。
早く儲けたい気持ちはわかりますが、やはり、手順はきちんと踏んだほうがいいでしょう。
まとめ
仮想通貨(暗号資産)への興味を知人に話すと、大体が「辞めておいたほうがよい」という意見が多いのではないでしょうか?
もちろん、投資ですからリスクは存在します。
ですが、仮想通貨(暗号資産)を正しく理解すれば、知識とリスク回避の方法を身に付けていれば、過大なリスクにはなりません。
そもそも投資は、やり方次第でいくらでもリスクが上がりますし、リスクを抑えてコツコツと売買を行うことも可能です。
構えてしまうこともありますが、まずは、足を踏み入れてみるということも大事なことです。
興味があれば、ぜひ、チャレンジしてみて下さい。