仮想通貨(暗号資産)ニュートリノUSD(USDN)の特徴
ステーブルコインには種類がありますが、仮想通貨(暗号資産)を担保にする形式のものが存在します。
採用されているものは少ないのですが、このステーブルコインの一つに「ニュートリノUSD(USDN)」があります。
今回は、この「ニュートリノUSD(USDN)」について解説していきたいと思います。
ニュートリノUSD(USDN)の概要
発行上限 | 1兆枚 |
特徴 | 仮想通貨(暗号資産)担保型ステーブルコイン |
発行開始 | 2019年 |
ニュートリノUSD(USDN)は、Neutorinoプロトコル上の仮想通貨担保型のステーブルコインです。
米ドルに固定され、WAVESに裏打ちされたアルゴリズムになっています。
WAVES トークンによって担保され、準備金の担保としてニュートリノトークン(NSBT)が存在します。
3つのトークンを使用して、価格を米ドルと連動させています。
ニュートリノUSD(USDN)の特徴
USDNの特徴を挙げていきます。
3種のトークンを担保にしている
USDNは米ドルと連動したステーブルコインですが、3種の仮想通貨(暗号資産)を担保にしています。
WAVES・ニュートリノトークン(NSBT)・SURF、の3種類です。
基本的には、WAVESを価格の担保とし、USDNを米ドルと同じ値動きになるように維持しています。
担保にしているWAVESの価格が上昇した場合は、増えた資産を使ってニュートリノトークン(NSBT)を購入して価格を一定に保ちます
反対にWAVESの価格が下がった場合は、ニュートリノトークン(NSBT)を売却してUSDNの価格を一定に維持します。
そしてSURFは、USDNの資本増強の仕組みを改善するために作られたトークンです。
このように、スマートコントラクトを使用して価格を管理し、米ドルと同じ値動きをするように設計されています。
ステーキング出来る
USDNはWAVESを担保資産にしているので、ステーキングが使用できます。
WAVESプロトコルの基礎となるコンセンサスアルゴリズムのステーキングモデルを活用して、USDNのステーキングは、最大15%の報酬を得ることも可能です。
ニュートリノUSD(USDN)の今後
USDNの将来性について挙げておきたいと思います。
多くの国のステーブルコインの発行
USDNは、米ドル以外にも多くの国の通貨と連動するステーブルコインを発行しています。
- ユーロ
- 円
- ポンド
- 中国・元
- ブラジル・レアル
- トルコ・リラ
- ロシア・ルーブル
- ウクライナ・グリブナ
- ナイジェリア・ナイラ
今後も増加していく予定であり、その追加される通貨はユーザーの投票によって決定されます。
アクセス可能なDefiツールキットとして機能する、アルゴリズムによる価格安定資産化プロトコルを指します。
Neutorinoにより、国の通貨や商品など、特定の実世界の資産に固定されたステーブルコイン等を作成できます。