仮想通貨(暗号資産)クロノス(CRO)の特徴

仮想通貨(暗号資産)クロノス(CRO)の特徴

「クロノス(CRO)」は、金融取引や決済などを提供する「Crypto.com」社によって開発された分散型のブロックチェーンです。

元々は「モナココイン」(モナコインではありません)→「Crypto.com Coin」とリブランディングされて、現在の「クロノス(CRO)」に2022年から変更されています。

2021年頃に急騰して、現在も時価総額ランキングで上位にいます。

今回は、この「クロノス(CRO)」を運営会社のCrypto.comをメインに解説していきたいと思います。

クロノス(CRO)のアウトライン

発行上限約300億枚
特徴支払い用途のウォレット系通貨
発行開始2018年11月
コンセンサスアルゴリズムプルーフ・オブ・ステーク

クロノスは、ウォレット系の通貨です。

支払いからスワップ・ステーキングまで、一つで完結できるような便利なサービスとなっています。

ユーザーインターフェース重視の、包括的なサービスを展開しています。

既に数千万人以上のユーザーが参加しており、世界で最も急速に成長している仮想通貨(暗号資産)アプリと言われています。

クロノス(CRO)の特徴

クロノスの特徴をCrypto.comが展開するサービスと共に挙げていきます。

アプリが使いやすい

「Crypto.comアプリ」という、「Crypto.com」内のサービスの管理を行うことができるアプリが使いやすくなっています。

このアプリ1つで各サービスを利用することが出来る、オールインワン的なアプリになっています。

入出金はもちろん、アプリ内にデポジットすることで報酬が付与されます。

ステーキングやレンディングで、年利最大10%を超える利率を簡単に得ることが出来ます。

また、クロノスをステーキングすることにより、デポジットした仮想通貨(暗号資産)に対する報酬額が変化します。

半年間以上クロノスをステーキングすることで、その特典段階的に得られるようになっていて、簡単に売られにくい状況を作っていると言えるでしょう。

支払いの利便性

Crypto.comアプリで支払いが可能で、仮想通貨(暗号資産)での支払いから、銀行やクレジットカードとの連携で法定通貨での支払いも可能になっています。

Crypto.com Payと呼ばれ、日本のQRコード決済のようなものです。

最小限の手数料で利用可能で、仮想通貨(暗号資産)も一種類ではなく複数種類可能です。

クレジットカードが無料で発行出来る

VISAカードの発行ができます。

これは、クロノスをステーキングすることで無料で入手出来ます。

カードのステイタスは、ステーキング量によって異なり、特典も大きく異なります。

ただし、通常のクレジットカードではなく、デポジット型のクレジットカードになっているので、その点には注意が必要です。

DEXを立ち上げている

「Crypto.com Defi」を立ち上げています。

これは、ERC-20規格で、普通のDEXと同じように、スワップやプールを行うことが可能です。

アプリも存在しています。

ERC-20

イーサリアムのブロックチェーンで動作するトークンの統一規格の一つです

独自のNFTマーケットプレイスがある

独自のNFTマーケットプレイスを展開しています。

通常のNFTマーケットプレイスは、手続きが複雑ですが、「Crypto.com」が展開するNFTマーケットプレイスはシンプルさが売りです。

QRコードでの決済に対応して、簡単にNFTを売買出来ます。

ウォレットとNFTマーケットが連携しているということは、かなり使いやすく、資金移動をせずにガス代をなるべく使わずに購入出来るというのは、大きなメリットです。

クロノス(CRO)の今後

クロノス及び「Crypto.com」の将来性について挙げておきたいと思います。

世界的有名な企業やグループと提携している

「Crypto.com」の提携先は多岐にわたり、そのどこもが、知名度のあるところばかりです。

大手宿泊サイトの「Booking.com」・イタリアプロサッカーリーグの「セリアA」・モータースポーツの「F1」・世界最大級の総合格闘技団体の「UFC」・フランス名門サッカークラブ「パリ・サンジェルマンFC(PSG)」・米プロバスケットボールリーグNBAの「76ers」・FIFAワールドカップサッカーの公式スポンサー・プロアメリカンフットボールNFLのスーパーボールのCM枠購入など、特にスポーツ分野での告知は顕著です。

オールインワンウォレットの強み

最小限のアプリで何から何まで完了するという利便性は、ユーザーから見て、面倒くさくないので、離れにくいものがあります。

現状では仮想通貨(暗号資産)分野でNFTの売買やDefiを行うのに、各種複雑な手続きが必要ですが、紐づけをすることによって、簡単に参入することが出来るようになっています。

ユーザー目線でいるところも強みと言えるでしょう。