仮想通貨(暗号資産)ベーシックアテンショントークン(BAT)の特徴
webブラウザと言えば、「Microsoft Edge」・「Google Chrome」・「Firefox」・「Safari」などが有名で、現在のところ、ほぼこの4つが主流になっています。
「ベーシックアテンショントークン(BAT)」は、webブラウザーの「Brave」上で利用されるトークンです。
デフォルト広告がブロックされる仕様である「Brave」をユーザーが使用して、広告を見ることを選択すると、報酬として、ベーシックアテンショントークン(BAT)をもらえる面白い仕組みになっています。
今回は、この「ベーシックアテンショントークン(BAT)」について解説していきたいと思います。
ベーシックアテンショントークン(BAT)のアウトライン
発行上限 | 15億枚 |
特徴 | web広告の効率性向上 |
発行開始 | 2017年5月 |
コンセンサスアルゴリズム | プルーフ・オブ・ワーク |
広告主やパブリッシャー(コンテンツ提供事業者)、ユーザーが取引できる新しい種類の仮想通貨(暗号資産)です。
ベーシックアテンショントークンの取引は、イーサリアムのブロックチェーン上で行われ、デジタル広告の効率性を、劇的に向上させることが出来ます。
また、投げ銭システムやYou Tubeと連携しているので、You Tube内の動画コンテンツに対しても使用することが出来ます。
ベーシックアテンショントークン(BAT)の特徴
ベーシックアテンショントークンの特徴を挙げていきます。
webブラウザ「Brave」で快適かつ安全なブラウジングを提供
ベーシックアテンショントークンは、webブラウザの「Brave」上で利用される仮想通貨(暗号資産)です。
「Brave」は広告がブロックされていますので、ユーザーは快適にブラウジングができます。
広告がないのでページの表示速度も速く、広告に仕組まれているウイルスなどの感染も防ぐことが出来ます。
また、プライバイシーの保護も重要視していて、個人情報流出などのリスクを抑えることが可能になっています。
広告を見るだけで仮想通貨(暗号資産)を得ることが出来る
ユーザーは、広告をブロックしながら、「Brave」が許可した特定の広告を見ることによってベーシックアテンショントークンを報酬として受け取ることが出来ます。
閲覧履歴のデータは、匿名で「Brave」のみに送信されます。
このデータは、Brave社でしか見れないようになっています。
ベーシックアテンショントークンは、今後、サービス料金の支払いやプレミアムコンテンツなどで利用される予定です。
投げ銭機能として利用できる
ベーシックアテンショントークンは、YouTubeの生配信で用いられる投げ銭やeスポーツの投げ銭にも利用されます。
このように、応援したいクリエイターがいれば、「Brave」とベーシックアテンショントークンを通じて支援出来るというところが、ベーシックアテンショントークンならではの特徴と言えるでしょう。
自分がコンテンツパブリッシャーとして「Brave」に登録することで投げ銭として、ベーシックアテンショントークンをもらうことも、もちろん出来ます。
ベーシックアテンショントークン(BAT)の今後
ベーシックアテンショントークンの将来性を見ていきます。
企業やプロジェクトの連携の期待
現在すでに多くの企業が「Brave」のブラウザの機能を活用するために提携し始めています。
YouTubeでも拡張機能として投げ銭機能を「Brave」上で実装していますし、世界的人気のKPOPアイドルの「BTS」とも提携し大きな話題になっています。
「Brave」ユーザーの増加
「Brave」のユーザー数は「Google Chrome」のユーザー数と比べると現段階では足元にも及びません。
ですが、ユーザーのメリットと画期的な広告モデルから、これからもユーザー数が増加していくことは間違いないでしょう。
Web3.0への移行
「Web3.0」への移行に際して、ベーシックアテンショントークンの価値は注目されてきます。
「Web3.0」は、「Web2.0」の巨大企業の一点集中から、分散型インターネットへの遷移を目的としています。
「Brave」のブラウザー自体が、プライバシーやセキュリティーに配慮していることで、Web3.0に適したブラウザであると言われており、その注目度は確実に高まっています。