暗号資産グラス(GRASS)の特徴
現代ではネットが無くてはならないものになりました。
もし、ネットへの接続が切れてしまったら、普段の仕事や生活が困難になることは容易に予想されるでしょう。
同時にネットワークリソースの共有というのもテーマになっています。
これをブロックチェーンで解決しようとするのが「グラス(GRASS)」です。
今回は、この「グラス(GRASS)」について解説していきたいと思います。
グラス(GRASS)のアウトライン
発行上限 | 上限なし |
特徴 | DePINプロジェクト |
発行開始 | 2024年10月 |
グラス(GRASS)は、未使用のインターネットリソースを共有することで、ユーザーが報酬を得られるように設計されたプラットフォームです。
インターネットリソースとは、複数のデバイスが連携して効率的に作業を進めるための非常に重要な仕組みです。
家庭やオフィスなど、様々な環境でその恩恵を受けているのもこの仕組みからです。
ユーザーは未使用のインターネットリソースを提供することで、AI開発のデータ収集に貢献して報酬を得られるようになっています。
グラス(GRASS)の特徴
グラス(GRASS)の特徴を挙げていきます。
未使用のインターネットリソースで収益
ユーザーは未使用のインターネットリソース(帯域幅)を提供することで、AI開発のデータ収集に貢献して報酬を得られます。
インターネットでは、ほぼ必ずと言っていいほど、使われていないリソース(帯域幅)が存在していて、その使われていない部分を一部企業に貸し出すことで利益を得られます。
グラス(GRASS)は、この未使用のインターネット帯域幅を活用することで、新しい価値を生み出すプラットフォームだといえます。
強力なデータ収集能力
グラス(GRASS)では、AI開発に必要となる大規模なウェブデータを収集します。
特に大規模言語モデルの開発には膨大な量のデータが必要です。
このデータ需要に応えるため、グラス(GRASS)では、世界中のユーザーの未使用インターネットリソースを活用して、ウェブ上の公開データを収集します。
これにより、AI企業は幅広いソースから大量のデータを効率的に入手可能になっています。
セキュリティを重視した設計
グラス(GRASS)はネット回線の一部を貸し出すというサービスの性質上、セキュリティの担保に多くのコストをかけています。
「Microsoft Defender」・「McAfee」・「Avast」 など、誰もが名前を聞いたことがあるような超有名なセキュリティ企業と協力して、世界トップクラスのサイバーセキュリティが確立されています。
また、大手サイバーセキュリティ企業と連携し、24時間365日体制の監視が行われており、このセキュリティレベルは世界トップクラスと言えるでしょう。
グラス(GRASS)の今後
グラス(GRASS)の将来性について挙げておきたいと思います。
DePINの中でもユーザー目線
グラス(GRASS)はDePIN(ディーピン)の中でもユーザー目線にたったプロジェクトです。
DePIN(ディーピン)とは、ブロックチェーンの技術を活用して、物理的なインフラを分散型で運用・管理するネットワークを指します。
他のプロジェクトにもDePIN(ディーピン)はありましたが、グラス(GRASS)はアクセスのしやすさとアプリの使いやすさで群を抜いています。
今までは、ユーザー側で複雑な設定が必要だったり、頻繁にアプリを操作する必要だったりしましたが、グラス(GRASS)ではそのようなことはなく、3ステップで登録が完了します。
独自のレイヤー2を開発中
グラス(GRASS)では、独自のレイヤー2ソリューションを開発しています。
Grassのレイヤー2ソリューションでは、収集したデータの出所と履歴を誰もが検証できるようになっています。
この仕組みにより、AI開発に使用されるデータの透明性が向上すると考えられています。
将来的なAI開発において、重要な役割を果たすプロジェクトとも言えそうです。