暗号資産SPX6900(SPX)の特徴
ミームコインは、独自の世界観を持ち、エンタメ関連として投資家の注目を集めてきました。
そんなミームコインに新しい風が吹こうとしています。
それが、「SPX6900(SPX)」です。
今回は、この「SPX6900(SPX)」について解説していきたいと思います。
SPX6900(SPX)のアウトライン
発行上限 | 10億枚 |
特徴 | 金融商品をモチーフとしたミームコイン |
発行開始 | 2023年8月 |
SPX6900はアメリカ株式を代表するS&P500にインスパイアされたミームコインです。
しかし、その目的は単なるS&P500の模倣にとどまらず、金融革命を掲げており、従来の金融に挑む野心的なプロジェクトになっています。
しかし、開発者は契約を放棄して、ソーシャルメディアを削除するなど、コミュニティのパニックとプロジェクトの撤退を引き起こしました。
その後、コミュニティが自発的にSPX6900(SPX)を引き継いで、2024年に完全に分散化されたミームコインプロジェクトとなっています。
SPX6900(SPX)の特徴
SPX6900(SPX)の特徴を挙げていきます。
S&P500とは関係がない
SPX6900(SPX)はミームコインですから、コンセプトはユーモアから生まれています。
その論理はシンプルで
「6900は500よりもはるかに大きいので、SPX6900(SPX)は伝統的な金融ツールよりもはるかに優れているはずで、目標はS&P500指数に挑戦し69兆ドル以上の評価を得ること」
とまさにミームコインらしいコンセプトになっています。
価値の裏付けや実体のあるエコシステムを持っていないミームコインですし、世界のマーケットと連動しているわけではありません。
新しいコンセプトのミームコイン
通常、ミームコインと言えば、ユニークなデザインを使用したものがほとんどです。
そこからの親しみやすさからコミュニティが活性化するものですが、SPX6900(SPX)の場合、金融商品をパロディしたミームコインで伝統的なグローバル金融市場に挑戦するという形で存在しています。
この登場は、これからのミームコイン市場に新風を吹き込む流れとなるかも知れません。
SPX6900(SPX)の今後
SPX6900(SPX)の将来性について挙げておきたいと思います。
ブラックロックの保有
SPX6900(SPX)は大手資産運用会社のブラックロックが大量に保有しているという事実があります。
ブラックロック自体は肯定も否定もしていないので、その真相は不明ですが、ブラックロックと言えば、運用資産が1000兆円を超える世界一とも言える総合資産運用会社ですので、そのインパクトは大きいです。
一般投資家も「ブラックロックが投資しているのならば」とその動向に注目していることでしょう。
その影響は大きいと言えそうです。
新分野の火付け役の可能性
上記にも挙げたように、ミームコインのイメージは、ユニークなキャラクターを連想させます。
しかし、では個性的なキャラクターは登場しません。
金融商品をモチーフとしたミームコインが新たなる分野として出来上がった場合、先駆けとなるSPX6900(SPX)は、一気にユーザー数を広げる可能性があります。