仮想通貨(暗号資産)Celestia(TIA)の特徴
ブロックチェーンでの取引の処理は単一のブロックチェーンで行うものが多く、柔軟性がないものがほとんどです。
その中で、レイヤーを自由自在に組み合わせてレイヤーごとに効率的に実行ができるブロックチェーンが「Celestia(TIA)」です。
今回は、この「Celestia(TIA)」について解説していきたいと思います。
Celestia(TIA)のアウトライン
発行上限 | 10億枚 |
特徴 | モジュラー型のブロックチェーン |
発行開始 | 2023年10月 |
コンセンサスアルゴリズム | プルーフ・オブ・ステーク |
Celestia(TIA)は、レイヤーを自在に組み合わせ、独自のネットワークを構成し、効率的に実行できるモジュラー型のブロックチェーンです。
従来のブロックチェーンは、「モノリシックブロックチェーン」と呼ばれ、取引の検証や実行など様々なタスクを単体で実行しています。
モジュラー型のブロックチェーンは、核となる機能を別々に切り離し連結したブロックチェーンで、特定の機能を変更・追加したい場合、その機能が組み込まれたモジュールを変更するだけで済むのが特徴です。
これにより、一部のタスクのみ実行し、残りのタスクはレイヤー2のブロックチェーンに任せています。
Celestia(TIA)の特徴
Celestia(TIA)の特徴を挙げていきます。
モジュラー型ブロックチェーン
上記にも挙げたように、レイヤーの組み合わせによって、自在に独自のネットワークを構築して効率的に処理出来る強みがあります。
特化型のレイヤーを自由に作成して、レイヤー別に役割分担を振り分けることが可能です。
これにより、取引処理が高速になりスケーラビリティを上げていくことが出来ます。
ロールアップにより高速処理
「ソブリンロールアップ」を導入してレイヤーの負担を抑えてスケーラビリティの向上が図られています。
ロールアップは、取引の一部をレイヤー2で処理後、レイヤー1にまとめて収める技術です。
これにより、レイヤー1の機能でセキュリティを保ちながら取引処理を効率よく行うことが可能です。
データ可用性サンプリング
Celestia(TIA)では、ブロックデータの一部を取り出して検証が可能になっています。
通常のブロックチェーンでは、取引処理の検証は全てのデータのダウンロードが必要となることが多いです。
Celestia(TIA)の「データ可用性サンプリング」という機能は、任意のデータを引き出して検証が出来るので、ブロックデータサイズが大きくなってもセキュリティの低下は起きません。
Celestia(TIA)の今後
Celestia(TIA)の将来性について挙げておきたいと思います。
モジュラー型のブロックチェーンはまだ少ない
モジュラー型のブロックチェーンは今後注目になることは間違いないのですが、搭載しているブロックチェーンはまだ少なく、数えるほどしか存在しません。
今後はその数が増えてくることが予想されますが、老舗のモジュラー型のブロックチェーンの一つとして君臨することも考えられます。
資金調達が順調
約100億円近くの資金調達に成功しています。
このままアップデートが普通に行われていけば、さらに利便性も向上してきそうです。
ステーキングが出来る
Celestia(TIA)はステーキングが可能です。
サードパーティのウォレットを使い、今のところ、なんと年利で20%近くの利回りが獲得できます。