仮想通貨(暗号資産)Cartesi(CTSI)の特徴
DAppsの開発は、専門的なプログラミング技術が必要なことが多いです。
特に、スマートコントラクトを利用するブロックチェーンでは、Solidity等を学習しなければならないことが多分にあります。
そこで、もっと参入障壁を低くするという目的で作られたプロジェクトが、「Cartesi(CTSI)」です。
今回は、この「Cartesi(CTSI)」について解説していきたいと思います。
Cartesi(CTSI)のアウトライン
発行上限 | 10億枚 |
特徴 | DAppsのOS開発プロジェクト |
発行開始 | 2020年 |
コンセンサスアルゴリズム | プルーフ・オブ・ステーク |
Cartesi(CTSI)は、DApps(分散型アプリケーション)のオペレーティングシステムを開発する仮想通貨(暗号資産)のプロジェクトです。
スマートフォンの土台のOSはiOSやAndroid、コンピューターの土台のOSはWindowsやMacが有名ですが、Cartesi(CTSI)では、オープンソースのOSであるLinuxを使ったDAppsを開発することが可能です。
Linuxは仮想通貨(暗号資産)だけではなく、広く流通するOSなので、DAppsを開発する障壁やコストが少なくなるという利点があります。
Cartesi(CTSI)の特徴
Cartesi(CTSI)の特徴を挙げていきます。
Linux環境での開発が可能
LinuxはオープンソースのOSなので、開発環境が整っています。
Cartesi(CTSI)はLinuxの環境でDAppsを開発出来るように設計されていますので、既存のツールと技術を用いて効率的な開発が可能になっています。
オフチェーンでの機械学習
DAppsの処理をオフチェーンで行うことによって処理能力がアップしています。
イーサリアム等では、ブロックチェーン上でのデータ集計や画像処理は難しさが残っていましたが、これをオフチェーンで行うことによって、セキュリティを維持しつつ高速に処理速度を高めることが可能になっています。
Cartesi(CTSI)の今後
Cartesi(CTSI)の将来性について挙げておきたいと思います。
DeFi分野への進出
Cartesi(CTSI)はDeFi分野への進出を目論んでいます。
ロールアップ技術を利用して安全で高速なDeFiサービスの提供を目指しています。
機械学習の応用
Cartesi(CTSI)は機械学習の分野で技術の応用範囲が広がっています。
金融や医療分野では活用する場面が多く、今後が期待されています。
コミュニティの拡大
Cartesi(CTSI)は、オープンソースのプロジェクトで、コミュニティの支援を重視しています。
これからも、イベントやハッカソンの開催、多くの支援プログラムを展開していく予定です。
このことにより、Cartesi(CTSI)のコミュニティを拡大して、開発者やユーザーの参加の増加が期待されています。
ソフトウェア開発におけるエンジニアやプログラマーなどが集まり、一定期間集中的にアプリケーションやシステムなどを開発するイベントを指します。