仮想通貨(暗号資産)ワックス(WAXP)の特徴
仮想通貨(暗号資産)にはブロックチェーンで取引・管理され、その種類は様々なものがあります。
2万種類以上もある仮想通貨(暗号資産)の中でも一芸に秀でるものも少なくありません。
その中で、NFTに特化したブロックチェーンが「ワックス(WAXP)」です。
今回は、この「ワックス(WAXP)」について解説していきたいと思います。
ワックス(WAXP)のアウトライン
特徴 | NFTとゲームに最適化 |
発行開始 | 2017年 |
コンセンサスアルゴリズム | デリゲート・プルーフ・オブ・ステーク |
ワックス(WAXP)は、ゲーム内アイテムをNFTとして売買できる分散型台帳取引プラットフォームです。
開発元の「OPSkins」は世界的に有名なゲーム内アイテムの売買サイトです。
ゲーム内のキャラやアイテム等をブロックチェーンとスマートコントラクトを利用してユーザー同士で売買出来るようにしています。
また、キャラやアイテムをNFTにして売買することも可能で、WAXPトークンを使って安い手数料で取引が可能になっています。
ワックス(WAXP)の特徴
ワックス(WAXP)の特徴について挙げていきます。
EOSベースのブロックチェーン
ワックス(WAXP)は当初イーサリアムを利用しての開発が進められていましたが、ガス代の高騰や処理遅延等が発生するスケーラビリティ問題から、イーサリアムの弱点を補っている「EOS」を開発基盤にします。
EOSは取引手数料が無料であり、処理スピードも速さに定評があるブロックチェーンです。
EOSをベースに開発をおこなうことで、ワックス(WAXP)は低コストのNFT取引を実現しています。
デジタルアイテムの売買
ワックス(WAXP)は、デジタルアイテムを自由に売買できるNFTマーケットプレイスです。
「EOS」を採用しているため、スピーディーで低コストなNFT取引を可能にしています。
ワックス(WAXP)にはスマートコントラクトが実装されており、ユーザー間で直接NFTを取引でき、非中央集権型のシステムにより、分散化された透明性の高い取引が出来ます。
NFTの作成と販売
ワックス(WAXP)では、誰でも容易にNFTの作成や販売ができます。
ワックス(WAXP)のクラウドウォレットをインストールすれば、画像や動画、音楽ファイル等を瞬時にNFTに変換できます。
また、一定数までの販売であればガス代無料でNFTを出品できるので、ユーザーのコスト負担も抑えられます。
ワックス/WAX(WAXP)の今後
ワックス/WAX(WAXP)の将来性について挙げておきたいと思います。
多くの大手企業との提携
多くの大手企業との提携がなされています。
- CAPCOM
- Atari
- deadmau5
- Topps
- Splinterlands
- Robot Cache
特に日本で有名なのが、「CAPCOM」でしょう。
大人気格闘ゲームの「ストリートファイターシリーズ」のNFT制作にワックスが採用されています。
NFTゲーム分野での高い支持
アクティブウォレットとしてブロックチェーンの利用者数はワックスを基盤としたゲームが多いです。
今のところは、NFTゲームの多くのゲーマーに支持されています。
SALTとの提携
金融プラットフォームのSALTがWAXPトークンをキャッシュローンの担保に認めています。
SALTは仮想通貨(暗号資産)を担保に法定通貨を融資できるプラットフォームですから、WAXPトークンを担保に見合う価値があるという判断がなされているということです。