仮想通貨(暗号資産)セロ(CELO)の特徴

仮想通貨(暗号資産)セロ(CELO)の特徴

携帯電話といえば、現在はスマートフォンがメインです。

若年者はもちろん、高齢者も使いこなしていて、生活になくてはならないものとして普及しています。

発展途上国でもスマホは浸透しており、世界をつなげる必須ツールとも言えるでしょう。

仮想通貨(暗号資産)業界でもスマホの利用は当たり前になっていますが、さらに利便性を高めようとしたプロジェクトが「セロ(CELO)」です。

今回は、この「セロ(CELO)」について解説していきたいと思います。

セロ(CELO)のアウトライン

発行上限10億枚
特徴電話番号で取引可能
発行開始2020年4月
コンセンサスアルゴリズムプルーフ・オブ・ステーク

セロ(CELO)は、ブロックチェーン技術によってスマホのユーザー間で仮想通貨(暗号資産)を普及させることを目指すプロジェクトです。

世界中の人々の生活に浸透しているスマートフォンにフォーカスを当てることで、ウォレットなどの仮想通貨(暗号資産)の特有のシステムに抵抗がある人にも、利用してもらう意図があります。

また、発展途上国を中心とした、銀行等にアクセスができない人々に対して、仮想通貨(暗号資産)の利用機会を与えることも目標としています。

CELOトークンは、プラットフォーム上のユーティリティトークンとして、手数料の支払い・ステーキングサービス報酬・ガバナンストークンとして利用できます。

セロ(CELO)の特徴

セロ(CELO)の特徴について挙げていきます。

スマートフォン向けに作られている

セロは、スマホユーザーによる円滑な取引を行うことを目的として開発されています。

スマホのの電話番号のみで仮想通貨(暗号資産)の送金や取引をすることができます。

仮想通貨(暗号資産)の取引は、ウォレットなど複雑な要素が多々あり、一般投資家やユーザーにとっては、意外とハードルが高いものです。

セロでは、その障害となる部分をできるだけなくして、仮想通貨(暗号資産)の取引に抵抗のないように作られています。

スマートコントラクトの実装

セロは、イーサリアムと同様にスマートコントラクトを実装したレイヤー1のブロックチェーンです。

EVM(Ethereum Virtual Machine)と互換性があるため、DAppsの構築やDeFiを可能としています。

ステーブルコインの発行

セロは、3種のステーブルコインを発行しています。

  • Celo Dollar(CUSD):米ドル連動
  • Celo Euro(CEUR):ユーロに連動
  • Celo Gold(CGLD):金に連動

通常の仮想通貨(暗号資産)は価値が大きく変動して決済には使いにくいですが、ステーブルコインは価値を安定化させるので、モバイルの決済には向いています。

セロ(CELO)の今後

セロ(CELO)の将来性について挙げておきたいと思います。

多くの著名人が注目

セロのプロジェクトに期待を寄せている著名人は数多く存在します。

Twitterの元CEOのジャック・ドーシー氏や元プロサッカー選手の本田圭佑氏、その他有名なベンチャーキャピタルがこぞって初期の投資家となっています。

発展途上国での提供拡大

東南アジアやアフリカなどの発展途上国での事業拡大も積極的です。

発展途上国では、法定通貨の信頼・価値・安全性が先進国に比べて低く、銀行口座を持っていない人も多いです。

スマートフォン保有者は多いですから、セロのサービスを展開しやすい状態になっています。

DeFiの提供

セロは、スマートフォンを使ったDeFiサービス「Ubeswap」を提供しています。

セロは、スマートフォンだけで手軽に取引できるため、DeFi需要が今後もさらに高まり、「Ubeswap」などのサービス規模が拡大し、セロの価値が向上すると思われます。

また、イーサリアム基盤のDeFiプロジェクトのSushiSwap、Curve、Aave、などとも提携しています。