ビットコイン相場3月17日~3月23日の動き
ビットコインの相場を1週間振り返ってみます。
チャートの監視やトレードに関しては、私はプロトレーダーとしてして現役ですので、ぜひ、参考にしていただければと思います。
定期的に週に1回はビットコインの相場の推移を追って、今後の展望も含めて解説していきたいと思います。
なお、ファンダメンタルも多少考慮しますが、基本的にはテクニカル分析で行っていきます。
ビットコインの3月17日~3月23日の推移を振り返る
では、3月17日~3月23日のチャートを見てみましょう。

レンジ相場となりました。
最大上下幅は、約85万円ほどと、ボラティリティーは狭くなりました。
ただ、テクニカル的にはかなり有効に推移していて、1280万円辺りでは強めのレジスタンスラインが存在しています。
水平ラインを引く時によく質問があるのが、ヒゲは含めるのか含めないのかという問題です。
上チャートでもバラツキがあり、ローソク足の実体・ヒゲどちらで引いたほうがいいか迷うことでしょう。
これには正解はありません。
ヒゲ同士でもいいですし、実体同士でもいいでしょう。
私の場合は、特に決めているわけではなく、ラインが引きやすい方を選択しています。
ですので、ヒゲや実体が混在することがよくあります。
トレンドラインも同様で、何度も自分で引いてみて、しっくりとくる引き方を確立させていければいいと思います。
マーケットの攻略自体、正解・不正解という概念はあまりなく、世の中で邪道と呼ばれる手法やロジックでも勝てて利益が残ればその人にとっては、それが最適解となりえます。
もし、限られた手法やロジックしか勝てなければ、誰もがそのメソッドに群がり、その技法が広まれば、他のやり方をする人がいなくなり、優位性がなくなります。
つまり、偏りが出過ぎてしまって、昔は勝てたけれども今は通用しないということが起こりうるのです。
これは、自動売買取引にも言えることで、シンプルで単一の通貨ペアに絞れば絞るほど、この傾向が強くなると思われます。
なんともやりきれない気持ちになるかも知れませんが、これが相場というものです。
私達は、このような生き物のようなマーケットのうねりの中で勝負をして行く他はありません。
これがマーケットの難しさでもあり、面白さでもあるということだと理解しておきましょう。
ビットコイン相場のこれからの展開予想
長期の日足では下落を示唆していますが、あくまで長期です。
今週は為替もそうなのですが、難し目になりそうです。
先週のボラティリティーが狭いこともあり、ブレイクアウトの戦術が効きそうな気配があります。
一瞬の飛び出しを狙ったトレードもありですが、その場合、長時間のポジションの保持はやめておく方がいいでしょう。
レジスタンスラインとして、1360万円辺りを考え、サポートラインは1150万円近辺を意識します。