仮想通貨(暗号資産)パックスゴールド(PAXG)の特徴

仮想通貨(暗号資産)パックスゴールド(PAXG)の特徴

「パックスゴールド(PAXG)」は金を取引をすることが出来る仮想通貨で金の代わりとなるトークンを構築しています。

パックスゴールドトークンと現物の金を1:1の比率で交換できます。

今回は、この「パックスゴールド(PAXG)」について解説していきたいと思います。

パックスゴールド(PAXG)のアウトライン

特徴金担保のステーブルコイン
発行開始2019年9月
コンセンサスアルゴリズムプルーフ・オブ・ワーク

パックスゴールド(PAXG)は、「パクソス・トラスト・カンパニー」によって設立された金を担保とするステーブルコインです。

イーサリアムのブロックチェーン上で動作するERC-20規格を採用しています。

パックスゴールドは金と連動しているだけではなく、所有者は物理的な金の所有権を持つことになり、現物の金と交換可能で流動性も高く、現物の金よりも利点があることで知られています。

物理的な金の現物に依存することなく資産を簡単に移動したり共有・分割することができる点においても多くの利点があるため、安定化したコインとして注目を浴びています。

パックスゴールド(PAXG)の特徴

パックスゴールドの特徴について挙げていきます。

ゴールドと同じ価値を持つデジタル資産

パックスゴールドはトークンのレートが金とほぼ連動しており、金の取引ができる仮想通貨(暗号資産)です。

このトークンの登場で、金の現物が欲しいけれども少額の投資から始めたいといった一般顧客のニーズをかなえる新しい購入方法となりました。

パックスゴールドトークンと現物の金を1:1の比率で交換できます。

保管手数料がかからない

パックスゴールドの投資をしても現物の金の保管手数料はかかりません。

現物の金の投資は、手数料がかかったり自分で管理したりしなければいけないので、管理手数料がかからないのは明らかなメリットでしょう。


金は、イギリスのブリンクスという「ゴールド保管企業」が代わりに保管してくれます。

パックスゴールドトークンと、実際の金を交換することも可能です。

なお、パックスゴールドには実際にブリンクスにある金のシリアル番号が紐づいており、ブロックチェーンに刻まれています。

少額から取引可能

パックスゴールドは、0.01PAXGという少額から取引できます。

日本円で言えば、1000円もかかりません。

現物の金の取引は、最低でも100万円はかかります。

パックスゴールドは、ブロックチェーンで管理されていますから、手数料も格安です。

運用利回りも得られる

パックスゴールドは、DeFiでの運用が可能です。

従来の金投資やゴールドETFでは、配当がもらえませんでした。

持ってるだけで運用利回りがもらえるのは、現物のトークン化による革命と言えるでしょう。

パックスゴールド(PAXG)の今後

パックスゴールドの将来性について挙げておきたいと思います。

運用会社の信頼性

Paxos社の発行するパックスゴールドは、ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)から認可を受けた世界初の仮想通貨(暗号資産)です。

パックスゴールドと交換する裏付け資産として、金があるかどうかの監査を毎月クリアしています。

その信頼性は、極めて高いと言えるでしょう。

提携会社が超有名企業

信頼性がある裏付けとして、超有名企業との提携があります。

  • マスターカード
  • バンク・オブ・アメリカ
  • PayPal
  • バイナンス

資産保全されている

運営会社が破綻すると、預けていた個人の資産は保全されず顧客は損失を被ってしまうのはよくある話です。

ですが仮に運営母体であるPaxos社が破綻したとしてもユーザーの保有する金は守られます。

パックスゴールドで所有した金は、会社の資産とは別に保管され、パックスゴールド自体も国営の信託会社が発行しているので、倒産による損害リスクはほぼありません。