仮想通貨(暗号資産)で大損する理由

仮想通貨(暗号資産)で大損する理由

「仮想通貨(暗号資産)に興味はあるけれども大損している投資家をよく聞く」

「仮想通貨(暗号資産)投資はギャンブル投資なのでは?」

というようなことを、まだ投資されていない方からよく聞きます。

確かに仮想通貨(暗号資産)では、「億り人」と呼ばれる1億円以上の資産を持つ人もいる一方で、大損してしまったという人もいます。

この差は一体どこからくるのでしょうか?

今回は、仮想通貨(暗号資産)での大損する投資家の理由を探っていきたいと思います。

大損しやすい人の傾向

大損しやすい人には傾向があります。

目先しか考えない

投資で求められる能力の一つに、計画的な運用があります。

何も能力とまではいかなくても、最低限、どうやって自分の大事な資産を運用していくのかという計画性は大事になってきます。

その時に行き当たりばったりだったり、その場その場だけの行動だけで利益を出そうとするのは、無謀とも言えます。

直感が当たることもありますが、それだけに頼っていては長期的な資産づくりは程遠くなってしまいます。

リスクから逃げようとする

投資にはリスクが必ず存在します。

ですが、突っ込んで投資してしまったり、リスクが怖いと思いながらも、そのリスクを知ろうとしないということが、往々にしてあります。

自分が投資するものに、どんなリスクがあるのかは、最低限調べておく必要があるでしょう。

そもそも仮想通貨(暗号資産)について学習していない

何事も事前に調査は必要です。

ショッピングの衝動買いのように、後悔するような投資の仕方は、一番やってはいけない行動と言えるでしょう。

「乗り遅れたらもったいない」、「仮想通貨(暗号資産)に投資さえすれば安心」、という思い込みは禁物です。

何も学者やプロのような知識を持つ必要はありません。

仮想通貨(暗号資産)の大まかな仕組みや取引をする上での知識、知っておいたほうがいい知識だけでもいいので、本や教材、ネット等でしっかりと学んでおきましょう。

大損する原因

仮想通貨(暗号資産)で大損する2大原因を挙げておきます。

大量購入の仮想通貨(暗号資産)の暴落

仮想通貨(暗号資産)のレートの動きは、他の投資商品と比べて大きめです。

1年を通してみても暴落に近いような動きをすることもあります。

その時に全財産を集中的に一つの仮想通貨(暗号資産)に投資していたらどうでしょう。

目も当てられません。

1つの仮想通貨(暗号資産)に集中しての投資は、大きな利益をもたらすこともありますが、大損をする可能性もあります。

それよりも大事なのが、全財産をつぎ込んでしまわないことです。

儲かると聞いて、一回で買えるだけ購入してしまい、ニッチもサッチもいかなくなる投資家は後を立ちません。

競馬等でのギャンブルでも、1レースのみに突っ込むのは自滅する典型です。

投資は一気に稼ぐものではなく、長い目で見て利益が出ていたぐらいの感覚がちょうどよいものです。

損切りをしない

複数の仮想通貨(暗号資産)に分散投資をしていて、全てが下落傾向である時に、あなたはどのような行動を取るでしょうか?

せめて買った時の買値まで戻すまで持っておく「塩漬け」にすることはないでしょうか?

この考えは危険です。

もちろん、元に戻すことも考えられますが、そのまま値下がりを続ければ、さらに被害が甚大になることは避けられません。

損が小さいうちに決済をすれば損失は最小限に抑えることが出来ます。

投資家の中には、失敗を認めるのが嫌ということで、なかなか損切りをしない傾向がある人がいますが、このような考えは身を滅ぼしますので、注意が必要です。

大損しないようにリスクを抑える方法

大損しないための具体的な方法を挙げていきます。

余剰資金で購入する

一番大事なことになります。

ゼロになるリスクまで考えて、余剰資金で投資を行うようにします。

では、余剰資金とは、どれくらいのことを言うのでしょうか?

具体的には、半年~1年分の生活費を除いた資金ということになります。

生活費以外にも急な出費や人によっては病気で治療費や薬代などもかかってきます。

ですので、予備費なども計算しておいて、投資資金を割り出しましょう。

くれぐれも生活費を投入しないようにしましょう。

分散投資を心がける

1点集中的な投資は行わないということです。

分散投資には、大きく3種類に分けられます。

他の仮想通貨(暗号資産)に分散投資

例)ビットコインだけでなく、イーサリアムやリップル、他の通貨も購入する、メジャー通貨だけでなくマイナーな通貨にも投資する等

買うタイミングをずらして分散投資

例)500円の時に購入後、300円の時に購入、400円の時に購入というように、時期をずらしてレートが異なる時に購入する

他の投資商品に分散投資

例)仮想通貨(暗号資産)だけでなく、不動産、株式、FX、など投資先を変えていく

損切りする基準を決めておく

損切りはどんな投資家やトレーダーも嫌なものです。

ですが、投資資金を無くしてしまうよりも、次のチャンスで投資できるようにしておくことが何より重要です。

そのためには、損切りをルール化しておいて、どこで、損切りするかを決めておく必要があります。

行き当たりばったりにならないように、購入前に決めておくと良いでしょう。