仮想通貨(暗号資産)リスク(LSK)の特徴
「リスク(LSK)」はサイドチェーンを活用することが出来ます。
サイドチェーンは、スケーラビリティ問題の解決や新規の開発がしやすく、メインチェーンにDAppsを構築しないのでシステムの処理速度が速く、安全性も高いです。
今回は、この「リスク(LSK)」について解説していきたいと思います。
リスク(LSK)のアウトライン
発行上限 | 上限なし |
特徴 | プログラミング言語にJavaScript使用 |
発行開始 | 2016年5月 |
コンセンサスアルゴリズム | デリゲート・プルーフ・オブ・ステーク |
多くのプログラマーに馴染みのある「JavaScript(プログラミング言語)」を採用しています。
汎用性が高く、様々な開発が容易になるのではと期待されています。
コンセンサスアルゴリズムに、「デリゲート・プルーフ・オブ・ステーク(DPoS)」を使用し、サイドチェーンでのスマートコントラクトの利用を目指しています。
リスク(LSK)の特徴
リスクの特徴を挙げていきます。
プログラミング言語にJavaScriptを使用
リスクはプログラミング言語に「JavaScript」を採用しています。
JavaScriptは比較的簡単なプログラミング言語で、開発に参入しやすいというメリットがあります。
「JavaScript」は使える人が多いので、仮想通貨(暗号資産)の知識が無い開発者でもリスクの開発が可能であり、開発が活発化することで、リスクの価格上昇にも繋がります。
コンセンサスアルゴリズムに「DPoS」を採用
リスクでは、コンセンサスアルゴリズムに「デリゲート・プルーフ・オブ・ステーク(DPoS)」を採用しています。
「DPoS」は、保有量によって投票権が与えられて、保有量によって重みをつけた投票を行い、投票によって承認者を選ぶシステムです。
承認者には、手数料+リスクの報酬が与えられて、この作業を「フォージング」と呼びます。
サイドチェーンの利用
リスクは、メインチェーンの他に、JavaScriptによるサイドチェーンの構築を目標にしています。
複数のサイドチェーンで取引を処理することで、処理速度を向上させたり、障害発生時の復旧が早期に実行出来ます。
また、サイドチェーンに不具合が生じても、メインチェーンへの影響を抑えることが出来ますので、そういった危機管理を図りやすいメリットがあります。
リスク(LSK)の今後
リスクの将来性を見ていきます。
サイドチェーンでのスマートコントラクトを採用
イーサリアムと同じように分散型アプリのプラットフォームになる可能性があります。
スマートコントラクトの機能をサイドチェーンで利用できるようになれば、その利用範囲はかなりに広がり、利便性も向上するでしょう。
SDKのリリース
「SDK」とは、(Software Development Kit)の略称で、リスクの開発者向けの開発環境や資料セットを指します。
リスク上で開発する技術者にとっては重要で、これがリリースされれば、プロジェクトの進行や開発者の増加が見込めます。
まだ完全版ではないのですが、正式にリリースされれば、ポジティブな影響が出ると思われます。
インターオペラビリティの実現
「インターオペラビリティ」とは、異なるブロックチェーンと相互に運用するということです。
現段階では、イーサリアム、カルダノ、ポルカドット、コスモスなどのブロックチェーンと相互運用する計画が発表されています。
相互運用可能になれば、プラットフォームも利便性の高いものになり、注目度もかなり上がることでしょう。