ビットコイン相場3月3日~3月9日の動き
ビットコインの相場を1週間振り返ってみます。
チャートの監視やトレードに関しては、私はプロトレーダーとしてして現役ですので、ぜひ、参考にしていただければと思います。
定期的に週に1回はビットコインの相場の推移を追って、今後の展望も含めて解説していきたいと思います。
なお、ファンダメンタルも多少考慮しますが、基本的にはテクニカル分析で行っていきます。
ビットコインの3月3日~3月9日の推移を振り返る
では、3月3日~3月9日のチャートを見てみましょう。

レンジ相場となりました。
最大上下幅は、約240万円と大きめのボラティリティーとなっています。
特に始値付近は下落から始まり、思惑どおりの展開になりました。
その後戻してはきたものの、始値までには戻さず、再度乱高下しながら下落、細かいレンジの後に下落展開となり、安値をブレイクして終値を迎えています。
暗号資産のチャートを見ていて感じるのは、ローソク足が極端であることです。
これは、最近の傾向かも知れませんが、後半の実体が短く連なっている状態と前半部のダイナミックな動きが対称的になっています。
前半部も下落の長い足と戻りの細い足が見受けられますが、これはよくあるパターンです。
ただ、動かない時は、ほぼ凪のようになり、見ていても退屈なチャートとなっていることがよくあります。
当然、トレーダーとしては、躍動感のあるエネルギッシュなチャートでトレードしたいわけですが、暗号資産の場合は動かない場合でもある程度勝負が出来ます。
というのは、為替と違い、元から値幅が大きいので、細かいレンジで売り買いの継続でも利益を出すことが出来るからです。
どこかでトレンドが出て崩れるものの、上図のチャートであれば、丸1日同じような動きが継続していたので、積み上げればそれなりの利益になったはずです。
この時に注意しなければならないのが、スプレッドです。
こちらも暗号資産の場合、為替と比べて段違いに大きいので、暗号資産の動きが大きいからと言って安易に手を出すと、この手数料で、あまり旨味もないことも起こり得ます。
トレードする業者選びも為替と違い、しっかりと吟味する必要があるでしょう。
このように、商品によって相場の特徴というのは変化します。
それは、通年ということもありますし、ある期間だけ有効というものも存在します。
いち早く発見することが出来れば、それだけ優位に立てるので、しっかりとチャートの学習は怠らないようにしておきたいところです。
ビットコイン相場のこれからの展開予想
下落転換となってきたので、このままショート戦略を続けていきたいところです。
どこまで追っていくかというところですが、まずは、1180万円辺りを目安に設定します。
ここで無事利食いが成功したら、少し様子を見ましょう。
少なからず反発はありそうですし、ここから上昇に転じてくる可能性もあります。
暗号資産は休まずトレード出来ますので、次のチャンスがくるまでジッと待つということも心がけておきたいものです。