仮想通貨（暗号資産）Xai(XAI)の特徴
ブロックチェーンは汎用性があるものもあれば、特化型のブロックチェーンもあります。
今後注目されるブロックチェーンは、特化型になってくると思われます。
その中で、ゲームに特化したレイヤー3プロトコルが「Xai(XAI)」です。
今回は、この「Xai(XAI)」について解説していきたいと思います。
Xai(XAI)のアウトライン
| 発行上限 | 25億枚 |
| 特徴 | ゲーム特化型のレイヤー3ブロックチェーン |
| 発行開始 | 2024年1月 |
イーサリアムのレイヤー2であるアービトラム上に構築されたゲーム特化型のレイヤー3ブロックチェーンです。
ブロックチェーン全般とWeb3.0のゲームのスケーラビリティの問題を解決することを目指しています。
従来のブロックチェーンゲームの課題点に、ガス代の高騰・複雑なウォレットのやり取り・ゲームとエコシステムの複雑さ・報酬重視のゲームデザイン・ネットワークの不安定さなどが挙げられます。
これらを、Xai(XAI)はこれらの問題点を独自のアプローチによって解決することを目指しています。
Xai(XAI)の特徴
Xai(XAI)の特徴を挙げていきます。
アービトラム上で構築したブロックチェーンゲーム特化型レイヤー3
Xai(XAI)は、アービトラム上で構築したブロックチェーンゲーム特化型レイヤー3です。
アービトラムの「Orbit Chain」と呼ばれる技術を活用して、レイヤー3「Xai」を開発しています。
レイヤー2の中でも特に処理能力に優れているのがアービトラムで、これを活用してブロックチェーンゲームへの快適なインフラを提供するために開発されています。
ガス代とウォレットが不要
ブロックチェーンゲームが広く普及しない原因として、ガス代の負担とウォレットの利用が参入障壁となっていると考えられています。
アービトラムのレイヤー3では、ユーザーの手数料を運営側が負担する機能があり、Xaiのブロックチェーンゲームではガス代が不要になっています。
また、Xaiではウォレットについて、ユーザー自身がウォレットを管理・操作する必要がありません。
Xai(XAI)の今後
Xai(XAI)の将来性について挙げておきたいと思います。
$esXAIトークンでの運用
Xai(XAI)ではXai Networkでガス代として利用できるだけでなく、esXAI(escrowed XAI)と呼ばれるトークンに変換することで、3つの方法でステーキングが可能になっています。
「イールドアカウント」でのステーキングで、esXAIを増やすことができ、「カルチャーアカウント」にステーキングで、特別なイベントやNFTのアクセス権を得られ、「ガバナンスアカウント」にステーキングで、ガバナンスに関する投票権が得られます。
ブロックチェーンゲームの殻を破るチャレンジ
ゲームのプレイヤーがより直感的にゲームをプレイできるようにするために、複雑なゲームシステムを簡素化出来るようにサポートしています。
ゲームの体験を第一に考えたゲームデザインの推進に取り組み、開発者が面白いゲームを創造できるようにもサポートしています。
著名ゲームスタジオとの提携
「Pixar」・「Ubisoft」等の企業が指揮を執る著名ゲーム開発スタジオの「Ex Populus」と提携していて、面白いブロックチェーンゲームの可能性を探っています。
