仮想通貨(暗号資産)オリジントレイル(TRAC)の特徴

仮想通貨(暗号資産)オリジントレイル(TRAC)の特徴

ブロックチェーンでの活用の一つにサプライチェーンでの利用が増えてきています。

商品の原材料の調達から消費されるまでのプロセスは、膨大な人員やコストが必要です。

業務効率のためにも分散型のネットワークを利用するケースが増えています。

このサプライチェーンマネジメントで注目されているブロックチェーンが、「オリジントレイル(TRAC)」です。

今回は、この「オリジントレイル(TRAC)」について解説していきたいと思います。

オリジントレイル(TRAC)のアウトライン

発行上限5億枚
特徴サプライチェーンの一括管理プラットフォーム
発行開始2018年1月

オリジントレイル(TRAC)は、商品の調達から販売までの一連の流れを一括管理するプラットフォームを目指したプロジェクトです。

サプライチェーンは、企業・組織や国を超えて多くの団体が参加する場合もあり、サプライチェーン全体の情報を安全に管理することも重要になっています。

サービスや製品のブランド力や信頼性を向上し、消費者のみならず、取引先からも高い評価を得るためには、サプライチェーン全体をしっかりと管理することが求められます。

オリジントレイル(TRAC)では透明性の高さ・データ改ざんへの耐性などの強みをもつブロックチェーンの活用でサプライチェーンマネジメントの課題をクリアにしています。

オリジントレイル(TRAC)の特徴

オリジントレイル(TRAC)の特徴について挙げていきます。

サプライチェーンを集約したプラットフォーム

オリジントレイル(TRAC)が提供しているプラットフォームを「ODN(OriginTrail分散ネットワーク)」と呼びます。

ODNでは業種・業界・ビジネスの種類に関係なく利用できて、材料の調達から販売までを一貫して行っているような企業だけでなく、商社やメーカーや販売店というような複数の企業をまたぐ場合にも、取引を可能にしています。

またODNでは、P2Pのオフチェーンネットワークであるという点も特徴です。

オフチェーンは、メインのブロックチェーン上に記録しない取引及び技術のことで、サプライチェーンの膨大な取引記録がのコストをの削減や処理スピードを上げるといった目的で利用されます。

幅広い業種で利用可能

オリジントレイル(TRAC)では、多くの企業と提携しており、様々な業種で様々なデータ管理を実現しています。

近年トレーサビリティへの注目度が高く巨大なサプライチェーンでも求められています。

同時に取り扱うデータは機密性も高いので、データ管理は改ざんに強くなければなりません。

これを同時に解決できるプラットフォームがオリジントレイル(TRAC)となっています。

トレーサビリティ

原材料の調達から加工、流通を経て消費者に至るまでのサプライチェーン全体の製品の動きを追跡可能な状態にすることを指します

オリジントレイル(TRAC)の今後

オリジントレイル(TRAC)の将来性について挙げておきたいと思います。

すでに大手の企業との提携が済んでいる

オリジントレイル(TRAC)は国を超えたエコシステムの構築を目指しています。

マイクロソフトやオラクル、ウォルマートと言った超一流企業との提携も完了して、その期待の高さがうかがえます。

Web3.0向けにも着手

サプライチェーンを始めとする現実世界の資産と、メタバースやNFT等のデジタル世界の資産を接続するオープンソースの分散型ナレッジグラフを活用することで、Web3.0向けの資産管理、保護、価値の向上を目指しています。