仮想通貨(暗号資産)モバイルコイン(MOB)の特徴

仮想通貨(暗号資産)モバイルコイン(MOB)の特徴

仮想通貨(暗号資産)を普段使いにするハードルに、簡単に送受金出来ないという問題があります。

現金なら銀行口座でのインターネットバンキングで可能ですし、同じアプリがあればQR決済アプリでも気軽に送受金出来ます。

仮想通貨(暗号資産)に慣れた人なら、ウォレットのアドレスのやりとりで簡単に出来ることはわかっていますが、あまり現実味がないかも知れません。

もっと簡単に送受金できるものとして電話番号やPINコードだけでできるアプリをリリースしているプロジェクトがあります。

それが、「モバイルコイン(MOB)」です。

今回は、この「モバイルコイン(MOB)」について解説していきたいと思います。

モバイルコイン(MOB)のアウトライン

発行上限2億5000万枚
特徴分散型デジタル決済ネットワーク
発行開始2020年12月

モバイルコインは誰でも簡単にモバイルデバイス(スマホ等)を使って決済や送金することができる分散型決済プラットフォームです。

ブロックチェーン技術を利用することで、ユーザーのセキュリティとプライバシーを守りながら、効率的に決済や送金ができるサービスを提供しています。

安全性という観点から、プライバシーに関する問題にも力を入れており、もしウォレットをインストールしたデバイスを紛失した場合でも、資金へ簡単にアクセスをできるような特徴を持っています。

モバイルコイン(MOB)の特徴

モバイルコイン(MOB)の特徴を挙げていきます。

モバイルデバイスによる取引の効率化

トランザクションの効率化による処理速度の速さが挙げられます。

業務上で資金のやり取りをする場合、様々な処理作業を必要としますが、モバイルデバイスを利用することでスマホ一つで資金の運用が可能になっています。

アプリをインストールし、電話番号やPINコードを入力さえすれば、他のユーザー識別子でアドレスを指定された他のユーザーとの間で資金を送受信することが出来ます。

取引処理の時間は 1 秒未満で、資金はすぐに使用することも可能です。

匿名性が高く安全

モバイルコインによる取引は匿名性が高いので、決済手段としての期待を担っています。

従来の仮想通貨(暗号資産)の取引は、個人の匿名性は確保されていましたが、取引額はわかってしまいます。

ですが、モバイルコインでは、取引額を暗号化して各取引を保護しています。

取引における受信者のみが暗号化された仮想通貨(暗号資産)の数量が把握できるので、決済時の問題もありません。

パスワード紛失時の容易な再アクセス

ウォレット使用時に、パスワードの紛失やインストールした端末の紛失は資産へアクセスできないといった問題を引き起こします。

資産を保持するためのデバイスの多くは、一定以上の外部からのアクセスを遮断するハードウェア製品であることから、パスワードを回復させるサービスは提供されていません。

そのため世界の多くの仮想通貨(暗号資産)に、アクセスできなくなっている状況があると言われています。

モバイルコインの場合、ユーザーはいつでもアプリを再インストールするか、新しいスマホを入手して、PINコードを入力するだけでアクセスを取り戻すことが出来るようになっています。

モバイルコイン(MOB)の今後

モバイルコイン(MOB)の将来性について挙げておきたいと思います。

資金調達が順調

BlockTower Capital、Coinbase Venturesら有名なベンチャーキャピタルから、1000万ドル以上の資金調達、6500万ドル以上もの株式を取得するなど、資金調達面では順調です。

他のアルトコインとは一線を画して注目度が高いことがうかがえます。

トークアプリ「Signal」での利用

トークアプリ「Signal」での利用が進み認知度が上昇しています。

「Signal」は、アメリカ合衆国上院議員の公式な連絡ツールとして認められている有名なアプリです。

モバイルコインのネットワークは「Signal」の基盤技術を利用しているため、「Signal」とは親和性が高く、今後も多角的な領域で独自の仕組みやサービスを展開する予定です。